事件

東京・八王子市で早朝にひき逃げ事故!79歳の男性が3台の車にひかれて死亡。1台目の「白い軽乗用車」は今も逃走中!なぜ逃げた?認知症の方をひいてしまった場合に問われる罪とは

八王子 ひき逃げ

今日取り上げるのは、東京・八王子市の路上で79歳の男性が3台の車にはねられ亡くなった事故についてです。

亡くなったのは、永井智達さん(79)。

2台目と3台目は現場にとどまりましたが、最初にはねた車は方向転換して逃走したということです。

事故の概要をまとめると共に、認知症の方をひいてしまった場合に問われる罪についても見ていきたいと思います。

最後までお付き合いください!

※その後、配送業の山本和次容疑者(63)が出頭し、ひき逃げの容疑で逮捕されました。詳細はコチラ↓↓でまとめています。

山本和次 Facebookは?東京・八王子市のひき逃げ事故で犯人逮捕!出頭したのは63歳の運送業男性。「人をはねたつもりはない」は通用するのか?人をはねた時の衝撃とは

東京・八王子市 79歳男性 ひき逃げ死亡事故の概要は?

日本テレビ、TBSニュースの報道内容を元に、事件の概要についてまとめます。

2021年2月23日午前5時過ぎ、東京・八王子市の路上で「―人が倒れている。車が次々とひいている。亡くなっているのではないか」と110通報があった。

その後の調べで、亡くなっていたのは79歳の永井智達さんと判明した。

路上を歩いていた永井さんを走行中の車がはね、後続の車2台も倒れていた永井さんを次々とはねた。

2台目と3台目は現場にとどまったが、最初にはねた車は方向転換して逃走。

22日の夜に永井さんの妻から「認知症の夫が夕方に1人で散歩に出たきり帰ってこない」と110番通報があったということで、永井さんは、現場から3キロほど離れた自宅から歩いてきたとみられている。

永井さんをひいた車は、目撃情報によれば「白の軽乗用車」で、事故直後にUターンして高尾方面に逃走したとのこと。

警視庁が行方を捜査している。

引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/1ba1c9113843fa10388b128e506479e0617216f5

引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/ca7a07b9f287e364ef57a540cbed679360b2ca90

参考動画はコチラ↓↓

午前5時台と言えば、今はまだ暗い時間帯。

まさかそんな時間帯に人が出てくるとは思わず、油断していたのでしょうか。

ネットではこんな声が上がっていました。

(Yahoo!ニュース コメント欄より引用)

認知症は事故の原因かも知れないけど逃げてはだめ。
歩行者が横断歩道で無い所を歩行しているのが一番の事故の原因ですよ。
3台の車の運転手は気の毒。
その中で先頭の1台は救護義務をせず逃走。
これはいけません。
飲酒してかも知れませんし、人を跳ねたショックかも知れませんが、一刻も早く自首するべきです。
この辺は歩道がしっかりあります。
認知症ゆえに、未明に車道を歩いてしまっはたのでしょう。
正直轢きたくて轢くような人はまずいない。
減刑される理由があるにも関わらず、轢いてしまった後に逃げてしまうのは完全アウト。
後続で轢いてしまったが、しっかり現場に留まった方には、できる限り温情のある上申をしてもらいたいです。

現場について

事故は東京・八王子市八木町の甲州街道で起きました。

認知症の人を車でひいてしまったらどうなるの?やっぱり罪に問われるのか。

認知症の高齢者が徘徊中に事故に遭う。

近年、このようなケースが増えてきました。

こちらの資料にもあるように、高齢者の4人に1人は認知症または軽度の認知障害を持っている時代になっていますので、今回のような事故は決して他人事ではありません。

認知症の割合

引用 https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000519620.pdf

では、歩行中・自転車運転中・徘徊中の認知症患者を車で轢いてしまい「交通事故の加害者となってしまった」という場合、加害者側(ドライバー)に課せられる法的な責任はどうなるのでしょうか。

まず大前提として、自賠法第3条では「運行供用者責任」というものが定められています。

※運行供用者=車両の所有者やドライバーを指します。

具体的には以下の3つの免責要件を満たさないかぎりは、損害賠償責任を負うことになります。

  • 自己及び運転者が自動車の運行に関し注意を怠らなかったこと
  • 被害者又は運転者以外の第三者に故意又は過失があったこと
  • 自動車に構造上の欠陥又は機能の障害がなかったこと

これを踏まえた上で、「認知症患者が不意に車の前に飛び出した」というケースで問われる罪は?

認知症患者が不意に車の前に飛び出したという事例の場合、運転者は、3つの免責要件のうち、1.自分が自動車の運行に関し注意を怠らなかったこと(回避が不可能だったこと)を立証すれば、その他の免責要件(前記2.3.)は事故と無関係であることを主張・立証するだけで免責を受けることができます。

仮に免責されず、運行供用者責任を負う場合でも、多くの場合、被害者である認知症患者側にも過失があると認められ、過失割合分に相当する金額が、損害賠償額から減額されます(過失相殺。民法722条2項)。

引用 https://xn--3kq2bx53h4sgtw3bx1h.jp/kotsujiko-33252.html

つまり、今回の1台目の車は、逃げさえしなければ免責を受けられた可能性があるわけです。

コチラの記事でも書いたとおり、ひき逃げは理解できなくもない心理ですが、結果的にその後の人生を棒に振ることになってしまいます。

神戸市中央区の繁華街でひき逃げ事件!22歳の男子大学生が死亡。「内臓破裂」で服には車でひかれた痕跡が。犯人はナゼ逃げた?「ひき逃げは当然の心理」という理論から見えてくる人間の狡猾さ

どのような状況であったとしても、「あ、やっちゃったな」と思ったら、とにかく被害者の救護にベストを尽くしましょう。

まとめ

東京・八王子市の路上で起きたひき逃げ事故についてまとめました。

ポイントを整理します。

まとめ
  • 2021年2月23日早朝、東京・八王子市の路上で79歳の永井智達さんが3台の車にひかれる事故があった
  • 2台目と3台目の車は現場に留まったが、1台目の車は逃走した
  • 被害者が認知症だった場合、加害者は免責を受けられる可能性がある

筆者も早朝に犬の散歩に出かけることがありますが、高齢者の方がウォーキングしている姿をよくみかけます。

私の地域では、多くの方は白い服を着たり懐中電灯を携行しながら歩いていますが、こういった工夫がないとドライバー側からは見つけてもらえないですよね。

今回のケースは被害者が認知症だったということで、このような対策はとれなかったのかもしれません。

早朝に出歩く場合は、歩行者側もこういった配慮が必要かなと思います。

改めまして、亡くなった永井さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

最後までお読みいただきありがとうございました!