今日取り上げるのは、茨城県牛久市下根町の牛久署で、29歳の男性巡査長が死亡した事件についてです。
現場の状況から、自殺を図り、貸与された拳銃で頭を撃ったとみられるとのこと。
この巡査長に何があったのでしょうか?
事件の概要をまとめると共に、過去にあった同じような自殺事件から、死を選んだ動機について推察してみたいと思います。
最後までお付き合いください!
目次
茨城県牛久市 29歳男性巡査長 自殺事件の概要は?
茨城新聞クロスアイの報道内容を元に、事件の概要についてまとめます。
2021年2月17日午前10時ごろ、茨城県牛久市下根町の牛久署5階トイレで、巡査長(29)が頭から血を流して倒れているのを、同僚の隊員が発見した。
巡査長は搬送先の病院で死亡が確認された。
状況から、自殺を図り、貸与された拳銃で頭を撃ったとみられ、詳細を調べている。
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/8e7829f8dd7f0dcc8f4482056474bc9e85037ebb
職場のトイレで、頭を撃つ。
計画的な行動だったのか、それとも”魔”がさしたのか。
大胆な死に方のようにも思えるので、”誰か”に何かを訴えようとしていたようにも感じられます。
ネットではこんな声が上がっていました。
(Yahoo!ニュース コメント欄より引用)
署内を監察が調査すると思うが茨城県警は隠蔽せずに事実を公表してほしい。
現場について
事件は茨城県牛久市下根町の牛久署5階トイレで起きました。
警察官がトイレで拳銃自殺する事件は過去にもあった。見えてくる真実とは・・・
今回のニュースを呼んだ時、なんとなく既視感がありました。
調べてみたところ、以前、田園調布署でも「警察官がトイレで拳銃自殺する」という事件が起きていたんですね。
⇒ 参考:自殺2警官、上司批判のメモ 警視庁「パワハラない」
この事件では、半年の間に2人の警察官が上司の名前を書き置きして自殺していました。
同庁は調査の結果、いずれもパワハラはなかったと判断したものの、管理職として問題があったとして上司を訓戒処分としています。
同庁によると、2015年10月5日午後9時過ぎ、地域課の男性警部補(当時29)が署の5階トイレ個室で拳銃を使って自殺しているのが見つかった。
持っていたノートには上司の名前と批判する文言が残されていた。
だが、署は昨年末、遺族に対し「自殺の原因は不明で、30人ほどの署員に聞き取りをしたがパワハラはなかった」と説明した。
約4カ月後の2月21日午後10時半ごろ、地域課の別の男性警部補(当時53)が同じトイレ個室で、拳銃を使って自殺しているのが見つかった。
制服のポケットにメモがあり、1件目と同じ上司を含む男女3人の署員の名字が書かれていた。
同庁は、両方のケースについて自殺の原因を調査。
2人とも仕事上のミスやトラブルはあったが、この上司によるパワハラはなく、原因は不明と結論付けた。
引用 https://www.asahi.com/articles/ASJ6T6FTYJ6TUTIL022.html
「5階トイレ」「拳銃自殺」「29歳」と3つも共通点があったのですね。
今回の事件は一体何が原因だったのか。
そして、本当に過去の事件ではパワハラ行為はなかったのか。
田園調布署のように2人目の犠牲者が出てしまうのを防止する意味でも、早急に原因究明に努めていただきたいと思います。
まとめ
茨城県牛久市下根町の牛久署で29歳の警察官がトイレで拳銃自殺した事件についてまとめました。
ポイントを整理します。
- 2021年2月17日午前、茨城県牛久市下根町の牛久署5階トイレで、29歳の巡査長が頭から血を流して倒れているのが発見された
- 状況から、自殺を図り、貸与された拳銃で頭を撃ったとみられている
- 過去にも同じような事件があり、パワハラの有無が議論されていた
警察官だって人間ですから、落ち込むこともあれば心を病んでしまうこともあります。
この巡査長には、弱音を吐ける相手はいたのでしょうか?
私たちは警察官を心の拠り所にしていますが、果たして彼らには心の拠り所があるのかないのか。
こんな時代ですから、警察官の心こそ、もっと守られる環境を整えてあげなければいけないのではないかと考えさせられる事件でした。
詳しい情報が入り次第、追記していきます。
改めまして、亡くなった巡査長のご冥福をお祈り申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました!