今日取り上げるのは、横浜市で、面識のない女性のアパートの部屋に侵入し寝ていた女性の体を触るなどした24歳の塗装工の男が逮捕された事件についてです。
宮本鷹介容疑者は2020年10月、横浜市栄区のアパートの2階の部屋に未明に侵入し、部屋で寝ていた当時22歳の女性の体を触るなどのわいせつな行為をした疑いが持たれています。
周辺では今年に入ってから同様の事件が数件確認されていて、警察が余罪を調べているとのこと・・・。
事件の概要をまとめると共に、フランスで定着している性犯罪の予防策についても見ていきたいと思います。
最後までお付き合いください!
横浜市・栄区 住居侵入 準強制わいせつ事件の概要は?
産経新聞、テレビ朝日の報道内容を元に、事件の概要をまとめます。
横浜市磯子区の塗装工、宮本鷹介容疑者(24)は2020年10月11日午前3時半頃から5時頃までの間、会社員の女性(23)が当時住んでいた横浜市栄区のアパート(2階)の部屋に侵入し、寝ていた女性の体を触るなどのわいせつな行為をした疑いがもたれている。
宮本容疑者はその後、玄関から逃走したとのこと。
2人に面識はなく、周辺の防犯カメラの映像などから宮本容疑者が浮上した。
取り調べに対し、黙秘している。
周辺では今年に入ってから同様の事件が数件確認されていて、警察が余罪を調べている。
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/479e043108f40c81b27e1bf8515da6fde7925929
引用 https://www.sankei.com/affairs/news/210209/afr2102090021-n1.html
参考動画はコチラ↓↓
続いて、容疑者についての情報です↓↓
名前 宮本鷹介
年齢 24歳
住所 横浜市磯子区
職業 塗装工
Facebook 同姓同名のアカウントがありましたが、本人のものと断定はできないため掲載は控えさせていただきます。
目覚めたら知らない男がいて、身体を触っていた・・・なんて、怖すぎますよね。
まだ金品を狙われたほうが心理的にはダメージが少ない気がします。
ネットではこんな声が上がっていました。
(Yahoo!ニュース コメント欄より引用)
女性は一生消えないトラウマになる犯罪なんだから刑法を更に改正してそんなに重いんだと引く位に厳罰化して欲しいです。
女性が怪我をしたとか、刃物で脅かされたとかでも無いのでしょう。
前科が無ければ執行猶予でしょうね。
しかし、当の女性にとっては相当に恐ろしかった筈。
こういった「予備軍」を野放しにしないような法改正を求めます。
公共の場でなく知らない人が自宅に1時間半滞在とか恐怖でしかない。
PTSD発症しそう。
さぞかし怖かっただろう。
厳罰お願いします。
現場について
事件は横浜市栄区のアパートで起きました。
問われる罪は?
宮本容疑者は準強制わいせつと住居侵入の疑いで逮捕されました。
(強制わいせつ)
第百七十六条 十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。(準強制わいせつ及び準強制性交等)
第百七十八条 人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、わいせつな行為をした者は、第百七十六条の例による。(住居侵入等)
第百三十条 正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。(引用元:刑法 第178条)
どうすれば性犯罪を予防できるの?フランスの性犯罪対策に学ぼう
数日前に静岡県浜松市で起きた強制わいせつ事件の記事↓↓でも書きましたが、性犯罪は再犯率が非常に高いのが特徴です。
捕まって罪を償っても、出所すればまたやってしまう・・・。
これは本人が抱える心理的な問題もからんでいるため、そこが解決しないと何度でも繰り返してしまうでしょう。
とすれば、女性自身が身を守る方法を身に着けるしかありませんよね。
フランスでは性犯罪の予防が進んでいるということで、こんな記事を見つけましたのでシェアします!
- 民間企業が開発した「App-Elles」というアプリ・・・これはワンクリックで登録してある家族や友人に助けを求めるメッセージをGPSでの位置情報付きで自動的に送ることができる。メッセージを送った瞬間から録音機能が作動し、犯人とのやり取りを録音することで、後に裁判の証拠として利用することもできる。このアプリを作成したアソシエーションは同様の機能を搭載したブレスレットの販売も始めた。ブレスレットのボタンを4秒押すだけで作動するので、スマホをカバンから取り出す時間を省くことができるし、通報していると犯人バレにくいので、より安心して通報することができる。
- 「Mon chaperon」というアプリ・・・これはウーバーの徒歩版といえるサービス。夜間などに1人での徒歩移動が心細いときなどに、付き添ってくれる人を有料(5ユーロ前後)で探すことができる。このサービスは路上での性犯罪を防ぐのに効果的。
- 「Companion Safety」というアプリ・・・自分の電話番号と目的地を入力したうえで、家族や友人などの中から自分が目的地にたどり着くまでをリアルタイムで見守ってくれる人を選択すると、その人に移動中はGPSで位置情報を送ることができる。何か危険を感じたら、その人に電話したり、「何か心配」とメッセージを送ったり、警察に連絡することも可能だ。
引用 https://toyokeizai.net/articles/-/255849?page=3
また、スマホが何か異常(たとえば急に駆け足になった、目的地にたどり着かない等)を感知すると、15秒のカウントが始まり、利用者が解除しないと見守りの人物に自動でメッセージが送られる仕組みもあるそうです。
これだけアプリが充実していれば、今回のような性犯罪も予防できるかもしれませんね。
日本でもこういった仕組みが充実してくれたら安心なのですが。
そして、犯人がもっとも恐れるのは「住民の目線」です。
犯人がもっとも恐れるのは、住民の目線
犯人は、死角や暗がりに潜むなど、自分の存在を消すかのように行動します。
もし、犯人が身を潜める場所がなかったら、多くの犯罪は未然に防げます。
そのためには、「犯罪を犯す機会をつくらせないまちづくり」を地域のみなさんで取り組むことが必要です。
例えば、
- 「街灯を増やし暗がりをなくす」
- 「道路に歩行者と車両を分離する柵を設置する」
- 「マンション内に防犯カメラを取り付ける」
などのハード面の対策のほか、
- 「夜間は玄関の門灯をつける」
- 「地域でのあいさつ・声かけを行う」
- 「道路などでの違法駐車はしない」
などのソフト面での対策が挙げられます。
大切なのは、近隣住民が一致団結して、「犯罪は許さない。」、「自分たちのまちは自分たちで守る。」という姿勢を犯人に見せることです。
引用 https://www.police.pref.fukuoka.jp/seian/seian/48.html
性犯罪の犯人は、人間関係や地域住民の結束力が希薄なまちを好むとのこと。
私たち一人ひとりが性犯罪を決して「他人事」と思わず、怪しい行動ができないように目を光らせていることがとても大切であり効果的なのです。
結果的にはそれが、「ダメだと分かっているのに、またやってしまう」という再犯者を守ることにもつながるのかもしれませんね。
まとめ
横浜市で起きた準強制わいせつ事件についてまとめました。
ポイントを整理します。
- 横浜市磯子区の宮本鷹介容疑者(24)は2020年10月11日の未明、横浜市栄区のアパートの一室に侵入し、この部屋に住む会社員の女性(23)の体を触るなどのわいせつな行為をした
- 周辺では今年に入ってから同様の事件が数件確認されていて、警察が余罪を調べている
- 性犯罪は再犯率が高いため、女性自身が身を守るための予防対策をすることが大事である
最近の犯行手口としては、ベランダ窓や玄関などの鍵が掛かっていない場所から侵入し、就寝中の女性を襲うというケースが多いそうです。
「うちはアパートの2階だから」と安心せず、何階であっても施錠はしっかりしましょう。
「まさか私が」という、その”隙”を狙われているのです!
改めまして、被害に遭われた女性の心の傷が一日も早く癒えることをお祈り申し上げます。
この女性が勇気を出して届け出てくれたおかげで、犯行の連鎖をストップさせることができたのです。
最後までお読みいただきありがとうございました!