今日取り上げるのは、岐阜県大垣市の住宅で親子が死亡しているのが見つかった事件についてです。
亡くなっていたのは、高木英子さん(85)と長男の博之さん(64)。
英子さんは母屋の1階の寝室で布団の中で首に電気コードが巻かれた状態で、博之さん(64)は首を吊った状態で発見されたとのこと。
警察は博之さんが無理心中を図った可能性があるとみて、2人が死亡した経緯を調べています。
事件の概要をまとめると共に、介護についての相談先や心が折れないための心構えについても見ていきたいと思います。
最後までお付き合いください!
岐阜県・大垣市 親子無理心中事件の概要は?
東海テレビの報道内容を元に、事件の概要をまとめます。
2021年2月7日午後4時頃、大垣市荒川町の住宅でこの家に住む高木英子さん(85)が亡くなっているのを、離れて暮らす次男が見つけた。
英子さんは母屋の1階の寝室で布団の中で首に電気コードが巻かれた状態で見つかった。
また、住宅の隣の倉庫では長男の博之さん(64)が首を吊った状態で亡くなっているのが発見された。
高木さん親子は2人で暮らしていて、1月30日に次男が電話をかけた際には博之さんと連絡が取れていたとのこと。
警察は博之さんが無理心中を図った可能性があるとみて、2人が死亡した経緯を詳しく調べている。
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/4d8a51c4a6c7641c8559293ee0e30080699e8d0c
参考動画はコチラ↓↓
年齢から考えると、博之さんは英子さんの介護をしていた可能性も考えられますね。
ネットでは「介護疲れではないか」と推測する声が多く、同情的なコメントが寄せられていました。
(Yahoo!ニュース コメント欄より引用)
母親の認知が進んで介護に疲れたのでしょうか?・・・
他人には分らない特別な事情があったのだと思う・・
亡くなられたお二人のご冥福をお祈りします。
長男さん、介護してたんかなぁ
辛かったんやろなぁ…
年代近く胸が締め付けられる
現場について
事件は岐阜県大垣市荒川町の住宅で起きました。
介護の相談はどこにすれば良い?心が折れないための考え方とは
子育ても介護も、一人で抱えてしまうといつかパンクしてしまいます。
最悪な結末を回避するためには、抱え込まずに相談することが非常に大事です。
では、具体的にどこに相談すれば良いのか?
介護保険の申請をするにしても、何から始めたら良いのかわからないんだけど・・・?
そんな時のファーストコンタクトとしては「地域包括支援センター」が正解。
自治体のホームページで調べたり、市役所に問い合わせたりすれば電話番号がわかるはずっです。
地域包括支援センターは、その地域に住む高齢者のよろず相談に対応してくれる機関です。
主任ケアマネジャーや保健師、社会福祉士などがいて、それぞれの専門性を生かして、連携しながら業務にあたります。
<地域包括支援センターの業務内容>
- 高齢者の医療・福祉に関する総合的な相談
- 介護予防ケアプランの作成、介護予防ケアマネジメント(自立した生活ができるよう支援)
- 成年後見制度や虐待防止などの権利擁護業務
- ケアマネジャーへの支援など
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引用 https://kaigo.homes.co.jp/manual/homecare/basic/center/
引用 https://kaigo-sodanshitsu.jp/careinsurance/start.html
誰もが最初は知識がないのが当たり前ですから、まずはプライドや恥の気持ちは捨てて謙虚な気持ちで相談してみることが大事ですね。
また、介護をするにあたっての基本的な心構えもチェックしておきましょう。
- 家族や専門家に任せる
- 思いを吐露し、目は外に
- 距離を置いて気晴らし
- 昔を振り返りながら
引用 https://www.asahi.com/relife/article/11140988
真面目な人ほど、育児も介護も必要以上に頑張り過ぎてしまうところがあります。
頑張ってもどうしようもないこと、変えられないことについても「自分の責任だ」「私の頑張りが足りないからだ」と思ってしまう・・・。
しかし、それではいつかパンクしてしまいます。
自分を守るために、そして大切な家族を守るためにも、辛い時ほど自分に優しく。
「一人で抱えなくていいんだ」「頑張り過ぎないほうがいいんだ」と開き直ることで、結果的に相手に対しても優しく接することができるようになるのです。
育児も子育ても、心に「余裕」を残しておくことがとても大事ですよ。
まとめ
岐阜県大垣市で起きた無理心中事件についてまとめました。
ポイントを整理します。
- 2021年2月7日午後、大垣市荒川町の住宅で85歳の母と64歳の長男が亡くなっているのが見つかった
- 現場の状況などから、長男が無理心中を図った可能性が高い
- 介護は「頑張り過ぎないこと」が最も大事
この親子に何があったのか、今の段階では何もわかりません。
しかし、少なくとも次男も母と兄を気遣っていたことは感じ取れるので、ちょっと心配な状況ではあったのではないでしょうか。
男性の場合、何か気になることがないと1週間に2度も実家に連絡したり行ったりはしないという方も多いはずです。
博之さんは、弟や外部の機関を上手に頼ることができていたのかどうか。
もしかしたら、一人で背負い過ぎていたのかもしれませんね・・・。
背負った荷物を、もっと弟さんにも任せてしまって良かったんではないかと思えてなりません。
改めまして、英子さんのご冥福をお祈り申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました!