今日取り上げるのは、愛知県岩倉市の路上で、男性が血を流して倒れているのが見つかった事件についてです。
男性は現場の近くで1人で暮らす男性とみられ、その場で死亡が確認されたとのこと。
現場に争った跡はなく着衣に乱れはなかったということで、警察が死亡した経緯を調べています。
事件の概要をまとめると共に、「変死」の定義や統計データについても見ていきたいと思います。
最後までお付き合いください!
愛知県・岩倉市 70代男性死亡事件の概要は?
CBCテレビの報道内容を元に、事件の概要をまとめます。
2021年2月1日午前6時前、愛知県岩倉市中野町の路上で男性が倒れているのを通りかかった人が見つけ、119番通報した。
男性は70代くらいで、仰向けに倒れ、頭と足から出血していてその場で死亡が確認された。
現場に争った跡はなく着衣に乱れはなかった。
所持していた携帯電話や免許証などから、発見された現場の近くで1人で暮らす男性とみられ、警察は、身元の確認を進めるとともに死亡した経緯を調べている。
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/8632020a466c60e5766b589ef0244e9913fe1482
参考動画はコチラ↓↓
事件なのか事故なのか。
今の段階ではわかりませんが、70代という年齢を考えれば、「歩いている途中に急に具合が悪くなって倒れて頭を打った」という可能性も考えられますよね。
一方で、「頭と足から血を流していた」という状況から、事件のニオイも感じ取れます。
ネットではこんな声が上がっていました。
(Yahoo!ニュース コメント欄より引用)
一人で転倒して 死亡した感じなのかな?
現場について
事件は岩倉市中野町の路上で起きました。
いわゆる「変死」?変死の定義と件数は?
今回のように、死亡した原因が「病気」ではなく「死因不明」となっている場合、いわゆる「変死」にカテゴライズされることになるでしょう。
国語辞典には、「変死=事故死・他殺・自殺など、ふつうでない死に方で死ぬこと。」と記されています。
また、法医学上では以下のような定義になるそうです。
変死とは
法医学上では、医学的な死因はどうであろうと、異常な状況下にある死体を変死体という。
外因死、あるいは疑わしいので死体解剖して初めて病死と判明するもの、さらには死因不明のものなどが変死に含められている。
引用 https://www.galu-isewan.com/blog/jisatu.html
つまり、原因はわからないけれど「死亡している」ということは事実であるという場合は「変死」に該当するということですね。
まさに今回のケースは「変死」。
では、変死する人は年間どのくらいいるのか。
なかなか良いデータが見つかりませんでしたのでちょっと古いデータになりますが、コチラ↓を参考にしてみましょう。
![]()
引用 http://tmaita77.blogspot.com/2018/02/blog-post_5.html
自殺者は減っていますが、それと同じくらい変死体の数も増えているのがちょっと気になりますね。
全体の数はほとんど変わっていませんので、「もしかして、以前は”自殺”としてカウントされていたものが、”変死”としてカウントされるようになっただけじゃないの?」なんて見方をする方もいるでしょう。
コロナ渦にあっては、こんな報道があるのも気になるところ。
全国の警察が昨年3月以降に変死などとして扱った遺体のうち、197人が新型コロナウイルスに感染していたことも分かった。
警察庁によると、昨年3月に初めて感染した遺体を確認。
4月は21人で、5~11月は10人以下だったが、12月は56人、1月は20日までに75人と急増した。
197人のうち、175人が自宅や宿泊施設、高齢者施設などで容体が悪化し死亡、22人は外出先で発見された。
死後にコロナ感染が判明したのは138人で、感染が直接の死因でない人も含まれている。
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/4e5d8f10385317c2136dff3e5df81608ce08fba6
この男性の死因が特定されないとなんとも言えませんが、「コロナによる突然死」の可能性もゼロではない。(体調が急変して倒れて、頭を強く打って出血した)
今後の捜査に注目し、新しい情報が入りましたら追記していきます。
まとめ
愛知県岩倉市で70代とみられる男性の遺体が見つかった件についてまとめました。
ポイントを整理します。
- 2021年2月1日早朝、愛知県岩倉市中野町の路上で近くに住む70代くらいの男性が倒れているのを通りかかった人が見つけた
- 男性は仰向けに倒れ、頭と足から出血していてその場で死亡が確認された
- 原因不明の死亡者は「変死」に分類されるが、2020年は変死などとして扱った遺体のうち197人が新型コロナウイルスに感染していた
当たり前ですが、遺体は何も語れません。
しかし、所持品や自宅を調べれば、少しずつその人の”日常”や”人となり”が分かってくるでしょう。
誰かとトラブルになっていたりしなかったか?持病はあったのか?心配して探してくれる家族はいたのか?
最後に伝えたかったメッセージ、果たしたかった無念・・・。
残された遺留品からこういった情報を明らかにしていく警察の捜査技術は、改めて、脱帽ものですよね。
男性の供養のためにも、一日も早く、詳細が明らかになりますように。
改めまして、亡くなった男性のご冥福をお祈り申し上げます。
新しい情報が入りましたら追記していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!