事件

大阪市旭区の産婦人科で生後間もない男の子が見つかる。毛布にぐるぐる巻きにされた状態で放置?防犯カメラに映っていた女性の行方は・・・。育てられない子供を救う「里親制度」について知っておこう

神吉産婦人科医院長

今日取り上げるのは大阪市旭区にある産婦人科医院の職員通用口の前に、生後間もない男の子が、毛布にくるまれた状態で放置されているのが見つかった事件についてです。

身元を示すものはなく、かなり何重にもぐるぐるに毛布が巻かれた状態だったとのこと。

事件の概要をまとめると共に、「里親制度」についても見ていきたいと思います。

最後までお付き合いください!

大阪市・旭区 赤ちゃん放置事件の概要は?

読売テレビの報道内容を元に、事件の概要をまとめます。

2021年1月25日午前4時頃、大阪市旭区にある産婦人科医院(神吉産婦人科)の職員通用口の前に、生後間もない男の子が、毛布にくるまれた状態で放置されているのを新聞配達員が見つけた。

男の子にケガはないが、身元を示すものはなく、医院は大阪市に保護を依頼した。

神吉産婦人科・神吉一良院長:

かなり何重にも赤ちゃんにはぐるぐるに毛布が巻かれていた感じです。

里親制度とかもありますので、正しい行動をしてくれたらいいなと思う

医院の防犯カメラには、発見の数時間前に男の子を抱えた女性の姿が映っていて、警察は保護責任者遺棄の疑いで捜査している。

引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/cbff71076e3b25b0bc62a6bca63439551c229560

参考動画はコチラ↓↓

栃木県では、生まれたばかりの赤ちゃんを自らの手で殺めてしまった女子高校生のニュースが報じられたばかり。

栃木県南部のショッピングモールで殺人事件発生!17歳の女子高生がトイレで男の子を出産し、ハサミで切りつけ殺害。なぜ防げなかった?ネットで話題の「誠実な性行為の約束シーン」が教えてくれること

今回は、赤ちゃんの命が助かったということで、ネットでは温かなコメントが多かったのが印象的でした。

(Yahoo!ニュース コメント欄より引用)

産んで殺してしまう人もいる中で、この人にとっては精一杯の行動だったのだと思う。
赤ちゃんが無事で良かった。
保護責任者遺棄で捜査っていうけど、産んで殺してしまう親もいる中で何重にもくるまれた赤ちゃんにはせめてもの親の優しさはあるのでしょう。

ゆりかごポストが各地域にあればと思います。

お母さん、きっと助かって欲しいと思って何重にも毛布に包んであげたんだと思う。
その気持ちを思うと胸が痛い。
赤ちゃんポストに置くのは罪に問われず、今回は遺棄事件で捜査って、倫理上ダメなのはわかりますがやるせない。
きっと今、このニュースをみて赤ちゃんが生きていることに安心してるのと同時に罪の意識と怖さにいてるはず…
何とか頑張って。

現場について

赤ちゃんは大阪市旭区にある神吉産婦人科の職員通用口の前に置かれていました。

問われる罪は?

警察は保護責任者遺棄の疑いで捜査しています。

(保護責任者遺棄等)
第二百十八条 老年者、幼年者、身体障害者又は病者を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な保護をしなかったときは、三月以上五年以下の懲役に処する。

(引用元:刑法 第218条

里親制度とは?

人間も「生殖」によって増えていく生き物ですから、望まない妊娠をしてしまうリスクは避けられません。

大事なのは、その時どうするか?ですよね。

このところ、赤ちゃんを産んだものの育てられず殺害したり遺棄したり・・・といった事件が続いていました。

神吉産婦人科の医師が提言するように、今こそ、私たちはもっと「里親制度」について知るべきなのではないでしょうか。

現在、日本では、親と暮らせない⼦どもたちが45,000人いると言われており、「里親」はそんな子どもたちを救うためのカギとなる制度です。

里親制度とは?

様々な理由で親と暮らせない子供たちを、家庭環境の下で養育する制度です。

家庭での生活を通じて、子供が成長する上で極めて重要な特定の大人との愛着関係の中で養育を行うことにより、子供の健全な育成を図ります。

里親割合

引用 https://npojcsa.com/foster_parents/index.html

施設で育っても人間として立派な方はたくさんいますが、やはり家庭でなければ学べないことが多々あるのも事実です。

里親制度は、家庭での生活を望む子供たちにその機会を与えようという制度なんですね。

養子縁組を前提とする里親は「子どもが20歳に達した時に、里親の年齢が概ね65歳以下であることが望ましい」とされていますが、年齢についてはわりと柔軟な対応をしてくれるようです。

・・・ということは、養子縁組をしない里親もあるということですよね。

里親には種類がありますので、詳しく見ていきましょう。

★養育里親

養子縁組を目的とせずに、要保護児童を預かって養育する里親です。

基本的には、実親の元で暮らすことができるようになるまでとなりますが、期間はまちまちで、長い場合は成人になるまで委託を続けるケースもあります。

★専門里親

虐待された児童や非行等の問題を有する児童、及び身体障害児や知的障害時児など、一定の専門的ケアを必要とする児童を養育する里親です。

実家庭への家庭復帰や家族再統合、自立支援を目的としています。

専門里親は、養育里親よりも難しい養育であるので、専門的な研修を受けることが必要です。

★養子縁組里親(養子縁組前提の里親)

保護者のない子どもや家庭での養育が困難で実親が親権を放棄する意思が明確な場合の養子縁組を前提とした里親です。

児童が6歳未満の場合は特別養子縁組制度により、裁判所の審判により、実子扱いでの入籍が可能になります(民法817条の2)。

審判は、特別養子縁組を届けた後、6か月間同居しての様子を見たうえで決定されるようになっています。

★親族里親

3親等以内の親族(祖父母、叔父、叔母など)の児童の親が死亡、行方不明、拘禁、入院や疾患などで養育できない場合の里親のこと。

児童の精神的な負担を考慮し、養育里親よりも親族里親が優先されることが多いといえます。

養子制度の種類

引用 https://www.zensato.or.jp/know/s_kind

 

一言に「里親」と言っても、そのケースによって求められる条件は異なります。

場合によっては研修も受けなければいけませんので、かなり強い覚悟が要りますね。

子供から見たら「他人」であり、敵か味方かもわからない。

心を開いてもらうまでには激しく抵抗されることもあるかと思います。

それでも「私は里親になりたい」と思った場合はどのような手続きが要るのでしょうか。

里親になるまでの手続きとその流れ
里親になるまでの流れ

引用 https://npojcsa.com/foster_parents/adoption.html

必要な研修や実習をクリアできたとしても、マッチングの段階で相性が合わなければ成立しないでしょうし、このフロー図ほど簡単ではないでしょう。

それでも、「子供たちの役に立ちたい」という強い想いがある方は、まずはお近くの児童相談所にご相談ください。

「オンライン里親会」なども開催されているようなので、実際に里親になった方のリアルな声など聴いてみるのも良いかもしれませんね。

まとめ

大阪市旭区の産婦人科医院に生後間もない男の子が置き去りにされた事件についてまとめました。

ポイントを整理します。

まとめ
  • 2021年1月25日早朝、大阪市旭区にある産婦人科医院(神吉産婦人科)の職員通用口の前に、生後間もない男の子が放置されているのが発見された
  • 男の子は毛布にくるまれた状態で放置されていて、医院の防犯カメラには、発見の数時間前に男の子を抱えた女性の姿が映っていた
  • 様々な理由で親が育てられない子供たちを救う制度として「里親制度」があるが、その詳細はあまり知られていない

誰しも、成長の過程では親に対して不満があったと思います。

しかし、寝る場所に困らず、食べるものがあって、学ぶ機会を与えてもらえたことは十分ありがたいことですよね。

「普通の暮らしができること」は、実は全く普通ではなく、本当に奇跡のようなこと。

この赤ちゃんが、もう二度とこんなつらい思いをせず、幸せな家庭で育ててもらえますように。

この子の幸せを願っています。

また新しい情報が入り次第、追記していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました!