事件

大阪大学病院 臨床検査技師が飼い猫に「アルコールをかけ火を点けた」。大やけどした猫を自ら動物病院に運び込む。動機はストレス?動物虐待の実態とその心理

大阪猫虐待

今日取り上げるのは、飼い猫に火をつけるなどして虐待した男が書類送検された事件についてです。

男は、大阪大学病院に勤める男性職員。

猫カフェから引き取って自宅で飼っていた猫に消毒用アルコールをかけて火をつけたとのこと・・・。

自ら猫を動物病院に運び込み、獣医師に対して、「自分がやった。精神的に参っていた」などと説明したそうです。

事件の概要をまとめると共に、動物を虐待する心理についても見ていきたいと思います。

最後までお付き合いください!

大阪府・箕面市 飼い猫虐待事件の概要は?

MBSニュースの報道内容を元に、事件の概要をまとめます。

2021年1月9日、大阪府箕面市の動物病院にヒゲが燃えて無くなり、身体中が焼けただれた猫が運び込まれた。

運び込んだ男が獣医師に対して、「自分がやった。精神的に参っていた」などと説明したため、獣医師が警察に通報した。

男は大阪大学病院に勤める臨床検査技師で、自宅で飼っていた猫に消毒用アルコールをかけて火をつけた疑いがもたれている。

男は4年前に猫カフェから猫を里親として引き取っていて、警察の調べに対して「ストレスでやった」と容疑を認めている。

1月26日に動物愛護法違反の疑いで書類送検された。

引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/566238a6ba6fc407c7e725b228de83078c9ce767

参考動画はコチラ↓↓

「ストレスが溜まっていた」

犯罪で逮捕された人がよく口にするセリフですが、ストレスが溜まるのはみんな同じです。

それを、言葉も発することもできず逃げることもできない猫ちゃんに向けるのはあまりにも残酷過ぎる・・・。

ネットではこんな声が上がっていました。

(YouTube コメント欄より引用)

猫が可哀想過ぎる。

猫カフェにいたのなら、猫好きの人間に囲まれて来たはず。その中でも一番信頼したい飼い主にこんな事されるなんて。

この後この猫ちゃんはどうなるのか…二度とこんな目に遭わない環境で過ごせますように。

ストレス溜まったって、していい事と悪い事があるでしょう。
そんな簡単な事がわからないなら、同じ事をされるべきと思います。
こういうのがいるから里親募集も怖いですね。
この子はどうか優しい里親さんのもとに行きますよう ! !
ストレス溜まるのは分かるけど
だからってこんな事許せない。

どんなに怖かっただろう
どんなに熱かっただろう
どんなに痛かっただろう
胸が締め付けられる…

現場について

猫は大阪府箕面市の動物病院に運び込まれました。

問われる罪は?

男は動物愛護法違反の疑いで書類送検されました。

第四十四条 愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、五年以下の懲役又は五百万円以下の罰金に処する。

2 愛護動物に対し、みだりに、その身体に外傷が生ずるおそれのある暴行を加え、又はそのおそれのある行為をさせること、みだりに、給餌若しくは給水をやめ、酷使し、その健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束し、又は飼養密度が著しく適正を欠いた状態で愛護動物を飼養し若しくは保管することにより衰弱させること、自己の飼養し、又は保管する愛護動物であつて疾病にかかり、又は負傷したものの適切な保護を行わないこと、排せつ物の堆積した施設又は他の愛護動物の死体が放置された施設であつて自己の管理するものにおいて飼養し、又は保管することその他の虐待を行つた者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。

(引用元:動物の愛護及び管理に関する法律 第44条

なぜ?動物を虐待する心理とは

あまり知られていない事実ですが、日本では動物虐待事件が増加しています。

動物虐待事件件数推移

引用 https://www.asahi.com/articles/ASN3V3FS3N3SUTIL04G.html

中には、動物を虐待する様子を動画撮影し、ネットで流している輩もいるとか・・・。

なぜ、人は罪のない動物を残酷な形で傷つけてしまうのか。

「動物虐待と対人暴力の連動性」を指摘する専門家もいるように、その心理には殺人事件などの凶悪な犯罪につながる闇を感じ取ることができます。

しかし、日本では多くの動物虐待事件で犯人が見つかってないそうです。

その理由は?

動物は人間と違い言葉を発することができない。

そのため、交友関係などからの目撃情報などは見込めず、捜査が難航しやすい。

ネット上に投稿された動物虐待も、投稿者は匿名のため特定は極めて困難だ。

今回の法改正での罰則の強化が動物虐待の抑止力になればよいが、それだけでは隠れてその行為に及ぶ人が増えるだけと法律に違和感を示す意見も多い。

動物虐待の動画や文章などを取り締まるための新たな法律も望まれている。

罰則の強化だけでなく、「動物虐待専門の掲示板」にもメスを入れる必要があるだろう。

引用 https://toyokeizai.net/articles/-/290326?page=2

今回の被害者である猫ちゃんも、これまでも被害を受けてきた可能性があります。

しかし、人間と違って”交友関係”がなかったために今まで気付いてもらえなかった・・・。

気付かれないまま命を落とす動物たちも多くいることを鑑みれば、今回は病院に連れてきてもらえただけでも不幸中の幸いだったと言えるのかもしれません。

また、動物を虐待する人の心理として興味深い考察をしているブログを見つけましたのでシェアします。

動物虐待を起こす理由に「劣等感」がある

動物を虐待する人は自分の感情を抑制する術を持っておらず、人間より弱いものを攻撃することで自分の感情を発散する傾向がある。

虐待する人は理想の自分とのギャップを埋める努力をせず、「ルール」を破る行為をして、多くの人からの注目と「弱いものを相手にして自分が強者になる」征服欲を満たそうとする傾向がある。

ネットは、誰でも、手軽に、情報発信できる一方、そういった欲求を晴らせる場にもなってしまう。

引用 https://toyokeizai.net/articles/-/290326?page=2

この他にも、「別の人間の身代わりにする」「単なるサディズムから」などの心理も挙げられていて、非常に興味深く拝見しました。

日本では、動物虐待ホットラインが都道府県あるいは市区町村が自主的に設置しているものであって、すべての都道府県に設置されているわけではないそうです。

世間の監視の目を厳しくする意味でも、まずはホットラインが全国に設置され、情報共有がなされることを希望します。

まとめ

大阪府箕面市で起きた猫の虐待事件についてまとめました。

ポイントを整理します。

まとめ
  • 2021年1月9日、大阪府箕面市の動物病院に虐待され身体中が焼けただれた猫が運び込まれた
  • 運び込んだ男は獣医師に対して、「自分がやった。精神的に参っていた」などと説明した
  • 男は1月26日に動物愛護法違反の疑いで書類送検された
  • 動物虐待の背景には、「劣等感」や「サディズム」などの心理がある

病院に勤務し、日々、人の命を救うために働いている人間が、猫を虐待する。

コロナで医療現場が逼迫している昨今ですから、日頃の医療業務については感謝しかありませんが、だからといって猫をいじめていいということにはなりません。

自分がしたことを隠さず動物病院に連れていったというところに、一抹の愛情も感じ取れますが、もう二度と動物は飼わないほうが良いんじゃないでしょうか・・・。

改めまして、この猫ちゃんの傷が1日も早く癒え、心の傷を消してくれるようなあたたかな飼い主さんが見つかることを祈っています。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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