自殺

福岡県糸島市で住宅火災!50代の母親が小学生の娘と無理心中?動機は?過去の心中事件から見えてくる、母親が抱えがちな孤独

糸島無理心中

今日取り上げるのは、 福岡県糸島市で、50代の母親が小学生の娘と無理心中を図った事件についてです。

住宅火災で57歳の母親と11歳の町花凛さんが亡くなりましたが、その後の調べで花凛さんの死亡した原因が、首を圧迫された事による窒息死だったことが分かりました。

警察は母親が娘の首を絞めて殺害したあとに火をつけ自殺した無理心中の疑いが強いと見ています。

母はなぜ、娘を道連れにしなければいけなかったのか。

事件の概要をまとめると共に、過去の事件から見えてくる母親が抱えがちな孤独についても見ていきたいと思います。

最後までお付き合いください!

福岡県・糸島市 母娘無理心中事件の概要は?

日本テレビの報道内容を元に、概要をまとめます。

2021年1月8日、福岡県糸島市有田中央の住宅で、和室やリビングの一部を焼く火事があった。

焼け跡からこの家に住む57歳の母親と11歳の娘(町花凛さん)の遺体が見つかった。

警察は司法解剖して死因を特定し、母親が急性一酸化炭素中毒、娘は首の圧迫による窒息死だったことを明らかにした。

出火当時、家は施錠されていて、外部から何者かが侵入した形跡はなく、2人の遺体は和室であおむけに並んだ状態で発見された。

警察は、母親が娘の首を絞めて殺害したあとに火をつけ自殺した無理心中の疑いが強いとみて、死亡のいきさつなどを調べている。

※その後の調べで、単身赴任中の夫に自殺をほのめかすメッセージが送られていたことがわかりました。

引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/7caa098ad1843c7b402857a5915f459cde0b87b6

去年の秋頃から、子どもを道連れにする悲しい事件を多く見聞きするようになりました。

「子供を道連れにするな」というご意見はごもっともですが、誰しも、他人にはわからない苦しみがあるものです。

自分のものさしで測って安易に批判すべきではないと、個人的には思います。

ネットではこんな声が上がっていました。

何とも心が痛みます。でも何とか、お子さんを道連れにしない方法はなかったのかな。もし突然親を失ったとしたら大変な不幸に見舞われるでしょう。だとしても、お子さんには今後いろんな生き方があったでしょうから。
記事を見て、「娘さんが学校で虐めにあってる」と言って、強く思い悩んでいた、お母さんと娘さんが亡くなってしまった事を知りました。
色々な事が積み重なりこんな悲しい出来事になってしまったのか?
学校ではどんな対応をしていたのか?
今になっては分かりません。

心よりご冥福をお祈りします。

無理心中で我が子を殺すパターンをどうにか防止していくような事はないのだろうか。
毎回この手のニュースを見て思うのが、あなた本人の未来は真っ暗で何も見えなくなっていったのかもしれないけれど、子供の未来はまだまだ分からないし、子供達にはいくらでもチャンスがあるんです。 道ずれという身勝手な事はやめて欲しい。

(Yahoo!ニュースコメント欄より引用)

現場について

事件は福岡県糸島市有田中央の住宅で起きました。

「いじめ」があった?過去の事件に見る、母親の孤独と心理

なぜ母親が娘を道連れにこのようなことをしたのか?その動機についてはまだ明らかにされていません。

コロナの影響で経済的な悩みを抱えていたのか、あるいは家族間トラブルか、そしてもう一つ「いじめがあった」という可能性もありますよね。

実は過去にも、娘のいじめを苦に母娘が無理心中を図るという事件が起こっています。

⇒ 参考:母娘心中「いじめが原因」 仙台の小学校、父親が会見

この事件では、父親が「娘は同級生からいじめを受けており、母親もいじめへの対応で体調を崩して友人づきあいが減った」「学校に繰り返し相談したが、表面的な対応が続いた」と無理心中の責任は学校にあると訴えていました。

母は何十回も学校を訪れており、「あの母親はモンスターペアレントだ」と噂する人もいたそうです。

この事件に関して、精神科医の片田珠美先生は以下のように指摘していました。

報道を見る限りでは、母と娘の一体感が非常に強いと感じます。

この状態の母親は、子供がいじめられて追い詰められると、それに同一化して“子供がダメなら自分もダメなんだ”と思い込んでしまう。

今回のケースでは、娘の書いたメモに『しにたい』とあったのを見た母親がつらさのあまり、“いじめられやすい子に育てた私が悪い”と自分を責めたのかもしれません。

同時に精神的に不安定でうつ状態から抜け出せなくて、“つらい状況から娘を救うには、この子を殺して自分も死ぬしかない”と思い詰めた可能性があります。

引用 https://news.livedoor.com/article/detail/15985907/

娘がいじめられるのは自分のせいだ。

私が、「いじめられやすい子」に育ててしまったからだ・・・。

この思い込みは、確かにツラいですね。

筆者も、「親に厳しく育てられた子供は友達にもキツくあたることが多く、人気者になれない」と書いてある心理学書を読んでひどく落ち込んだことがあったんです。

なので、このお母さんの気持ちは痛いほどよくわかります。

さらに、片田先生はこんな指摘もしていました。

ママ友の世界で最も恐ろしいのは、一度でも関係にひびが入ると埋まることがないこと。

そして、影響力のある一人がそっぽを向けば、それにならってみんながそっぽを向くことです。

小さな子供と手をつないだママたちの集まりは、一見すると明るく楽しそうですが、彼女たちはトラブルを恐れながら慎重に生きているのです

引用 https://news.livedoor.com/article/detail/15985907/

思わず笑ってしまうくらい、よくわかりますね。

一見すると明るく楽しそうに見えるのは、見えないところでママ同士が気を遣い、自分の子供がなにかやらかさないか気を張っているからなんですよ。

子供たちは楽しそうでも、母たちは全くくつろげていないことって多いと思います。

子育てを一生懸命がんばっている母親ほど、「子供のトラブル=自分のトラブル」「子供のいじめ=自分のマイナス評価」と思い込んでしまう傾向が強いのではないでしょうか。

それはかつての私もそうだったからよくわかります。

しかし、実際はそうじゃない。

子供は子供、母は母で別の人格だし、別の課題を持って生きているのです。

また、子ども同士がトラブったからといって切れてしまうママ友関係だけではないと思います。

長い人生の中で、同じ時期に子供を持ち、「子育て」という尊いつながりを通じて人生が重なり合ったご縁は、そう簡単に切れるものばかりではありません。

子供が小さいうちのほんの短い期間ではあっても、助け、助けられ、その中で築いた友情は、本当はどんな女友達との絆よりも強いものになり得るはず。

もし関係がこじれて離れていってしまったとしても、それはそれで「子供も成長したし、私たちも成長した。だからこれは、次のステージに進みなさいよ、という合図なんだな」と捉えて、気持ちよく手放し、また他に新しい人間関係を築けば良いのだと思います。

「私が子供を守らなくちゃ」

「そのためにも、誰かも認められるいいお母さんでいなくちゃ」

そんな風に自分にプレッシャーをかければかけるほど、”母”でいることは苦しくなる一方ではないでしょうか。

すべて投げ出したくなることがありつつも、今日も私がこうして生きていられるのは、「別に、いいお母さんじゃなくてもいいや」と開き直ることができたからなんだと思います。

まとめ

福岡県糸島市で起きた母娘の無理心中事件についてまとめました。

ポイントを整理します。

まとめ
  • 2021年1月8日、福岡県糸島市の住宅で、和室やリビングの一部を焼く火事があり、57歳の母親と11歳の娘の遺体が見つかった
  • 現場の状況から、母親が娘の首を絞めて殺害したあとに火をつけ自殺した無理心中の疑いが強いと見られている
  • 過去には娘のいじめを苦に母娘が無理心中をはかった事件もあり、その背景には母と娘の強すぎる一体感があった

今回の事件は、火災当時に夫がどこにいたのか、という情報がまだ出てきていません。

もし母親がなんらかの理由で孤独感を募らせていたのだとしたら、その原因は夫が知っている可能性もありますよね。

※その後の調べで、夫は単身赴任中であり、亡くなった女性から自殺をほのめかすメッセージが送られていたことがわかりました。

「変にほじくり返さないで、もう、そっとしておいてあげて欲しい」というご意見はごもっともですが、もしいじめなどの問題があったのだとしたら、それはやはり花凛さんの名誉のためにも解明すべきだと思います。

また新しい情報が入り次第、追記していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました!