自殺

埼玉県坂戸市・高麗川の河川敷で首を吊った男性の遺体が見つかる。ポケットに入っていた鍵が物語ることは・・・?自ら死を選ぶ人と思いとどまれる人の違いとは

埼玉県坂戸市首吊り

今日取り上げるのは、埼玉県坂戸市戸口の高麗川左岸河川敷で、男性が立木の枝にロープをかけて首をつっているのが発見された件についてです。

現場の状況から、警察は「自殺」と見て身元の確認を急いでいるとのこと。

死後数日が経過していたとのことですが、どのような想いで首を吊ったのでしょうか。

概要をまとめると共に、死を選んでしまう人と踏みとどまれる人の違いについても見ていきたいと思います。

最後までお付き合いください!

埼玉県坂戸市 男性首吊り遺体発見事件の概要は?

埼玉新聞の報道内容を元に、事件の概要をまとめます。

2021年1月1日午後1時20分頃、埼玉県坂戸市戸口の高麗川左岸河川敷で、男性が立木(高さ約3メートル)の枝にロープをかけて首をつっているのを散歩中の男性(70)が発見し、110番した。

男性に目立った外傷はなく、死後数日経過していた。

現場の状況から、西入間署は自殺とみて身元の確認を急いでいる。

引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/9232a3bea04890c2d4441675b8a6792d5fbe93cb

続いて、男性の特徴についての情報です。

性別 男性

年齢 60~70代

身長 163㎝くらい

服装 黒色ウインドブレーカーと青色作業ズボン、青色スニーカーを履いていた。左腕に腕時計。

所持品 ズボンのポケットに家屋のものとみられる鍵1個が入っていた。

身元はまだわかっていないとのことですが、ポケットに鍵が入っていたというのは、何かこの男性から重要なメッセージのようにも思えますね。

本当に身元を隠したければ、鍵は家に置いていくはずです。

やはり、ギリギリまで迷いがあったのではないかと思えてなりません。

ネットではこんな声が上がっていました。

(Yahoo!ニュースコメント欄より引用)

もしこの亡くなった方がアパート住まいだったら、大家さんを気遣ってか、誰かに早く見つけてほしかったのかが気になります。

どちらにしてもこの寒空の下で、どれほど寂しくて辛かったことでしょう。見ず知らずとはいえ、この方のご冥福をお祈りします。

どんな思いで家の鍵を締め、自分で命を絶ったのか。
会食したり、献金もらってる政治家たちには一生わからない感情と状況なんだろうな。
亡くなられた方の御冥福をお祈りします。
こういうのこれからもっと増えるだろうね。困窮してとかで、選ばなければ職はあるとか言われるけど、この歳では持病や怪我とかあるかもしれないし肉体労働も難しくなってくる。生活保護や支援制度があるのかもしれないけど、日本人の真面目さなのかなぁ、支援制度も浸透してないし分かりづらいし、行政含め古き良き時代を引きずった平和ボケの日本が切ない。

現場について

男性は埼玉県坂戸市戸口の高麗川左岸河川敷で発見されました。

何が違うの?自殺してしまう人とギリギリで思い留まる人の違い

男性は、家を出る時点ではまだ迷いがあったのではないでしょうか。

人は20分歩くと気持ちがリセットされるという研究結果もあったりしますが、そんなことでは解決できないくらいの心の闇を抱えていたのでしょう。

しかし、一方で、ちょっとしたキッカケで自殺を思いとどまれる人もいます。

その違いとは一体なんなのか。

「日経Gooday 30+」のコラムを参考にしてみましょう。

帝京大学医学部の張賢徳教授によれば、人が自殺に至るまでには「プロセス」があると言います。

誰でも、ある日突然「死」を選ぶわけではないのです。

自殺までのプロセス

引用 https://style.nikkei.com/article/DGXMZO27917660Z00C18A3000000/?page=2

何らかの出来事(ライフイベント)をきっかけに心の視野狭さくが起こり、それが進行してやがて「私はもう死ぬしかない」という気持ちに追い込まれてしまう。

しかし、このイラストから見ると、周りからの適切なサポートがあればその状態を脱することができるのです。

こちらの記事↓↓でも書きましたが、自殺衝動は一瞬であって長い時間は続かないので、”魔”が差した時間とサポートを受けられるタイミングが合えば最悪の事態は回避できるのではないでしょうか。

JR西千葉駅で、制服を着た10代女性が飛び込み自殺!原因は?学校問題か家庭問題か・・・。死にたい衝動 正体と対処法をチェックして”魔”を退けよう

ただ、ここでもう1つ注目すべきはこちらのデータです。

宗教と自殺の関係

引用 https://style.nikkei.com/article/DGXMZO27917660Z00C18A3000000/?page=2

このデータからは「無宗教の国は、自殺を誘発しやすい」ということが見て取れます。

確かに、宗教の本質には「なぜ私たちはこの世に生まれてきたのか」「生きる意味は?」という生死についての観念がありますので、宗教を信じている方は日常的に死について思いを巡らせる機会が多いのでしょう。

その点、日本人は無宗教の人が多いので、「死」というもの自体にあまりなじみがないのかもしれません。

加えて、自死を美化するような「切腹文化」も自殺を助長しているのではないか?と張賢徳教授は指摘しています。

「自死をもって責任を取ることへの称賛や憧れのような気持ち」

・・・確かに、私たち日本人にはどこかそんな気持ちがあるのかもしれません。

だから、ドラマや映画でも自決のシーンは美しく描かれがちなのかも・・・。

「死んで償えば良い」という風潮は、無自覚なうちに脈々と世代をまたいで受け継がれてきたのではないでしょうか。

こういう文化は、そろそろおしまいにしないといけませんね。

まとめ

埼玉県坂戸市戸口の高麗川左岸河川敷で首を吊った男性の遺体が見つかった事件についてまとめました。

ポイントを整理します。

まとめ
  • 2021年1月1日午後、埼玉県坂戸市戸口の高麗川左岸河川敷で、立木の枝にロープをかけて首をつっている男性が発見された
  • 男性の所持品はポケットに入った鍵だけだった
  • 切腹を美化する文化が自殺を助長している、という考え方もある

再び緊急事態宣言が出されるかどうかの瀬戸際にある今。

温かい部屋で、食べることに困らず家族といつものように新年を迎えられていること自体が奇跡のようなことだと思います。

コロナで世界がかつてないスピードで変化している今、いつ、どんな形で収入が絶たれてしまうかわかりませんし、この男性のような選択をしてしまう可能性は誰にでもあるでしょう。

だからこそ、今、となりにいる人との絆を大切に。

その人が冷静さを失って最悪な選択をしてしまいそうになった時は、心に揺すぶりをかけて現実に引き戻してあげてください。

改めまして、亡くなった男性のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

最後までお読みいただきありがとうございました!