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北海道・旭川市でコロナ院内感染の男性が”急変”して死亡。「こんな最期、あまりにひどい」面会が叶わなかった妻の声を掲載した北海道新聞の真意は?改めて考えてみたい、コロナ渦の葬儀のあり方

旭川クラスター男性死亡

今日取り上げるのは、旭川厚生病院に入院していた70代男性が新型コロナで急変して亡くなったことを取り上げた北海道新聞の記事が物議をかもしている件についです。

「最期に夫に会いたい、と頼んだが断られた」と語る親族の想いを取り上げた記事でしたが、これに対して様々な意見が寄せられています。

概要をまとめると共に、コロナ渦で親族が亡くなった場合の対処法、心の持ち方についても見ていきたいと思います。

最後までお付き合いください!

北海道・旭川市 70代男性 コロナで急変 死亡事件の概要は?

まずは北海道新聞が報道した内容をまとめます。

2020年11月中旬、旭川市に住む70代の男性が旭川厚生病院に入院した。

男性は2年前に胃がんが見つかっており、腹水がたまるなどの症状があった。

5日後、病院から家族の元に「新型コロナの感染が確認されたので隔離します」と連絡があった。

男性はその日、病院が発表した院内感染患者19人のうちの1人だった。

その後、担当医から「容体は安定した」と知らせがあり、妻は「そのうち戻ってくる」と思っていた。

数週間がたった日の朝、医師から急変を知らせる電話があり、感染防止で面会できないまま2時間後、夫が息を引き取ったことを再び電話で伝えられた。

「最期に夫に会いたい」と頼んだが、断られ、4時間後に火葬場に運ぶとの説明を受けた。

火葬でウイルスは死滅したと言われ、夫の骨を長男夫婦と拾った。

告別式には、野球の教え子や関係者が100人以上集まった。

男性の妻の言葉:「こんな最期はあまりにひどい」「何かを考える体力も気力もなかった」「生きる目標を見失った」「だれを恨むわけではないが、どうしてこうなったのか」

引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/bf60007877a078ca4b92bec68be99bcdde3b0b3f

コチラの記事↓↓でも書きましたが、今は全国各地で医療が逼迫しており、こういった状況は誰の身に起きても不思議ではありません。

県立広島病院で、コロナで入院待機中の60代男性が死亡。「画像診断なぜしない」親族が診察の検証訴えるも、ネットの声は厳しい!逼迫する医療 病床使用率を確認する方法は?

それをどうとらえるかは人によって違うと思いますが、今回の記事では「気持ちはわかるが、こういった記事は医療従事者の志気を下げるのではなないか」「この記事を掲載した目的がわからない」といった声が多数寄せられています。(Yahoo!ニュース コメント欄より引用)

医療関係者とそれ以外の方の意識の差がはっきり分かる記事

改めて医療関係者の方の頑張りを、砕けさすそれ以外の方の思いがわかりました

このご時世
感染を少しでも最小にしていきたい思いを
思いやれる世の中になって欲しいです

道新もなあ、国内最大のクラスターだの院内感染だのセンセーショナルに書いていたくせに今度はお涙頂戴記事ですか。現在の国内の急性期病院の殆どはこんな対応せざるを得ないところばっかりなのに。面会フリーにして感染が広がったら、それはそれで批判記事を書いてやろうってスタンスなのかね。
お気持ちはお察ししますが、もしご婦人が夫と面会し、コロナに感染をした場合、どうするつもりですか?あなたがそれで構わなくても、周りの人間には迷惑極まりないことです。

先日、私の祖父が他界しましたが、同じく誰にも看取られず他界しました。葬儀も県外者はお断り、参列者も10人以下に抑え、火葬場には4人しか行けませんでしたよ。それでも病院、葬儀関係者の方々にはコロナ禍で最大限尽くしてくれた思いから、感謝の言葉しか出てこなかったです。

この時期に100人も参列者がいる葬儀なんて、全く危機感が無いんでしょうね。参列者の中には「非常識だなあ」と思った方も居たと思います。自分の気持ちばかりを主張する生き方はある意味羨ましいですね。
ご主人様のご冥福をお祈りいたします。

現場について

男性は旭川厚生病院に入院していました。

なぜ?この記事が物議をかもしている理由と「オンライン葬儀」のススメ

自分の夫が入院していた病院でたまたま新型コロナのクラスターが発生し、夫もそのうちの一人になってしまった。

当初は「安定したから大丈夫」と言われていたが、容体は急変し、最後の面会もかなわないまま亡くなってしまった・・・。

自分が同じ立場だったらどう思うだろうか?と考えてみると、やはり最初は病院側の対応を責めてしまうかもしれません。

客観的に・冷静に考えたら、新型コロナになってしまった人が隔離されるのは当然だし、急変するリスクがあるのも事実として認識している。

病院側としては、これ以上の感染者を増やさないための最善策を取ってくれていたんだろうと分かるでしょう。

しかし、それが自分の家族に起きたこととなると、冷静さを失ってしまうのが人間というものです。

この記事に対しては、「お涙頂戴で、病院の対応を批判したいのか」それとも「こういうことになるから、やっぱり感染拡大させないようにみんなで気をつけようねと啓発したいのか?」と北海道新聞の意図について問う声が多かったです。

いろんな意見があるかと思いますが、一つ間違いなく言えることは、コロナ渦で100人規模の告別式をするのはリスキーではないかということです。

具体的にどんな形態で執り行われたのかはわかりませんが、「集まった」と書いてあるので多くの人が会場に来たのは間違いないでしょう。

葬儀でクラスターが発生するケースもありましたし、この時期、多くの人を寄せ集める行為はできるだけ避けるのが賢明です。

それでも、最期くらいは晴れやかに送り出したい気持ちもありますよね。

そこで葬儀業界が普及を進めているのが「オンライン葬儀」です。

オンライン葬儀とは?

遠く離れた場所にいる家族や親戚、故人と親しかった方に、パソコンやスマートフォンからリモートで参列していただくサービスです。

「Skype」や「Zoom」、「LINE」などのビデオ通話アプリを使って、葬儀の様子をライブ映像で配信します。

オンライン葬儀を利用するメリットは大きく3つあります。

  • インターネット環境があればどこからでも葬儀に参列できる
  • 読経や焼香、出棺など、実際の葬儀の進行をライブ映像で弔問できる
  • オンライン葬儀への参列は、自宅や介護施設からリラックスして臨める

引用 https://www.urban-funes.com/shukatsu-media/funeral/style/online-sougi/

実際のシステムはこんな感じ。

オンライン葬儀

引用 https://at-sougi.com/

香典もクレジットカード決済ができるので、現金の管理や集計作業の上でもメリットがあります。

なにより、「遠方に住んでいても交通費をかけずに葬儀に参加できる」というのが魅力的。

こんなことを言うと罰当たりですが、冠婚葬祭(特に葬)は「断りにくい」というのが悩みの種だったりしますよね。

「おめでたいことと不幸なことについてのお招きは断ってはいけない」という風習は多くの人々を苦しめてきたと思います。

これなら、遺族側としても「わざわざお越しいただくのが申し訳ない」と気を遣わなくても良いですよね。

実際に利用した方からはこんな声が寄せられています。

当日スケジュールが合わず距離も離れているので出向くのを断念していましたがオンラインで参列する事ができ、とても感謝しています。故人の思い出の写真などを見ながら焼香やメッセージを送る事で気持ちの整理がつきました。

家族のみでもいいのではと思っていましたが、葬儀社より案内を受け「友人の方も参列したいかもしれない」と義兄の葬儀で利用させていただきました。ご友人から届くメッセージなどを読んで、改めて義兄が様々な方に慕われていたことを知れました。利用してよかったです。

いろんなご意見があるかと思いますが、コロナ渦でも気持ちよく故人を見送るためのツールの一つとして利用を検討する価値はあるのではないでしょうか。

まとめ

旭川厚生病院に入院していた男性が新型コロナウィルスで急変・亡くなった件について北海道新聞が取り上げた記事についてご紹介しました。

ポイントを整理します。

まとめ
  • 旭川市に住む70代の男性が旭川厚生病院に入院中、新型コロナのクラスターが発生し、急逝した
  • この男性の妻の声を掲載した北海道新聞の記事が物議をかもしている
  • コロナ渦でクラスター発生を避けるための対策の一つとして「オンライン葬儀」が浸透しつつある

新型コロナウィルスが流行してから、筆者はもう丸一年、実家に帰っていません。

親は高齢なので、正直、「このまま会えないまま、お別れすることになる可能性もあるだろうな」という覚悟もしておかないといけないのかな・・・と思っています。

でも、それは我が家に限ったことではないですし、医療従事者となればなおさら、みなさんそのくらいの覚悟で業務に当たってくれているんだろうなと思います。

先のことを考えても仕方がないので、まずは目の前のことから!

一市民にできることはせめて病院のお世話にならないことだと思いますので、みなさんも感染予防だけはしっかり行いましょう!

改めまして、亡くなった男性のご冥福をお祈り申し上げます。

最後までお読みいただきありがとうございました!