今日取り上げるのは、北海道当別町で10代後半の女性を脅迫して逮捕・監禁した疑いで25歳の男が逮捕された事件についてです。
逮捕監禁致傷の疑いで逮捕・送検されたのは、自称・飲食店従業員の太田成星容疑者(25)。
太田容疑者は母親の幸江容疑者(57)と共に自宅で交際相手の女性を逮捕・監禁していたとのこと。
女性は部屋の中で足を金具で固定されていましたが、隙をみて逃走し、事件が発覚しました。
男女間のトラブルがあったのは間違いなさそうですが、そこに母親が関与するというのは不思議な感じがしますね。
事件の概要をまとめると共に、過保護やマザコンが子供の恋愛に与える弊害についても見ていきたいと思います。
最後までお付き合いください!
北海道・当別町 10代女性監禁事件の概要は?
中国新聞デジタルの報道を元に、事件の概要をまとめます。
自称・飲食店従業員の太田成星容疑者(25)は、北海道当別町の自宅で交際相手の10代後半の女性を脅迫して逮捕・監禁し、両足にケガをさせた疑いがもたれている。
太田容疑者は母親の幸江容疑者(57)と被害者女性と一緒に暮らしており、女性は部屋の中で足を金具で固定されていた。
女性は隙をみて逃走。近くの住宅へ駆け込み、事件が発覚した。
女性の両足には擦り傷などがあったが、衰弱した様子はみられない。
調べに対し2人は「やっていない」と容疑を否認している。
警察は男女間のトラブルがあったとみて、事件の経緯などを詳しく調べている。
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/33f202d31e507ee04fc3c68f22ac98e306bce545
参考動画はコチラ↓↓
続いて、容疑者についての情報です↓↓
名前 太田成星
年齢 25歳
職業 自称・飲食店従業員
住所 北海道当別町
Facebook 同姓同名のアカウントが見つかりましたが、本人のものと断定することはできませんでした。
よくある男女トラブルかと思いきや(監禁している時点で異常ですが)、母親も関与していたとのこと。
25歳の男の恋愛に57歳の母親が口出すのもどうかと思いますが、その女性を自宅で監禁していたとなると穏やかではありません。
ネットでも、その親子関係を疑問視す声が多く上がっています。「(Yahoo!ニュース コメント欄より引用)
日本ももっと重くしなくては、
その女性の親はどうしてたのだろう?
衰弱してないということは、
食事や暖はちゃんととらせていたということか。
通行人をいきなり親子で家に引きずり込んだとは考えにくいので
最初は普通に交際していたのかな?
色々疑問だわ。
たとえ最初は自分で家に入ってきたとしても、
未成年相手に足を固定して逃げられなくするなんて
許されることじゃないので、徹底的に調べて欲しい。
この親子は自分勝手な母親で息子ですね。救いようがない親子。
現場について
事件は北海道当別町で起きました。
問われる罪は?
太田容疑者は「逮捕監禁致傷」の容疑で逮捕されました。
(逮捕及び監禁)
第二百二十条 不法に人を逮捕し、又は監禁した者は、三月以上七年以下の懲役に処する。
(逮捕等致死傷)
第二百二十一条 前条の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。(引用元:刑法 第220、221条)
過保護やマザコンは子供にどんな影響を与えるの?恋愛や犯罪への影響を知りたい!
子を持つ親として、「息子がどんな女性と付き合っているのか」と子供の恋愛事情が気になるのはわかります。
しかし、親子であっても「恋愛」は秘め事・・・。
25歳の大人ですから、土足で踏み込んでいい領域ではないと思います。
しかしこの親子の場合は、母親が一方的に踏み込んでいたというより息子も母を頼っていたような雰囲気もありますよね。
過保護だったのか?その結果、マザコンになったのか?
まずは、「過保護」が子供に与える影響について見てみましょう。(新潟青陵大・碓井真史教授の考察を参考にしてみます。)
過保護
親は子どもを愛しているのですが、不健康な愛し方が、過保護です。
過保護な生活の中で、子どもは人間関係能力が育たず、我慢することや、協力し合うこと、強い心をもつことができないまま、育ちます。
それでも、小学生ぐらいまでであれば、親が全部面倒を見て、かばって、何とかやっていけます。
しかし、思春期になるころになると、親がすべてをカバーすることはできなくなります。
上手くいかない人間関係。子どもは悩み、挫折します。
苦しい外の社会から逃げて、親にべったりと近づくこともありますが、同時に、こんな自分にしてしまった親への激しい憎しみや暴力が出ることもあります。
引用 http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/news2/2005/confinement2.html
恋愛がうまくいかなくなって悩む息子。
それを見かねて、なんとかしてあげようとする母親。
その愛が行き過ぎると、相手の女性を監禁するというような極端な行動に出てしまうこともあるのかもしれません。
続いて、マザコンについて。
マザーコンプレックス
母親との愛情関係に、心の底で満足できない部分を持ちます。
成人しても母親に甘えつづける人もいます。
あるいは、他の女性に「母親」を求めてしまう人もいます。
母のように、自分を完全に愛して欲しい。
母のように、自分のすべてを受け入れ、どんなわがままも、認めて欲しい。
時には、非常に男尊女卑的な態度をとる人もいます。
恋人が妻が正当な理由で怒っていても、逆切れして怒り出します。
恋人や妻が病気のときに、非常に不快感を示す人もいます。
引用 http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/news2/2005/confinement2.html
成星容疑者は、この交際女性の中に幸江容疑者のような愛を求めていたのでしょうか。
何があっても自分の味方でいてくれる母。
たとえその行為が法に触れていようが、息子を満たすためには手段を選ばない幸江容疑者のような?
しかし、そんな愛し方ではいつか破綻してしまう。
そのことを、今回の件で幸江容疑者は身をもって教えてくれたのかもしれませんね。
まとめ
北海道当別町で25歳の男が交際相手の10代女性を自宅に監禁した疑いで逮捕された事件についてまとめました。
ポイントを整理します。
- 自称・飲食店従業員の太田成星容疑者は、北海道当別町の自宅で交際相手の10代後半の女性を脅迫して逮捕・監禁し、両足にケガをさせた
- 一緒に住んでいる母親の幸江容疑者(57)も監禁に関与していた
- 過保護やマザコンは子供の人間関係や恋愛に弊害を与える
この親子は、少々距離が近過ぎたのではないでしょうか。
いつまでも親とべったりと一緒では、同姓との人間関係も学べず、異性へのアプローチ方法も学べません。
親としては何かと心配で手を出したくなりますが、それでも「適切な困難」を子どもに与えることも親の役目・・・。
「可愛い子には旅をさせよ」という言葉がありますが、それは恋愛も一緒ですね。
ただ、自分の子供が、好きになった人に愛されなかった時にどうするか。
どんな言葉をかけてあげたら良いのか・・・、これは子どもが幼少のうちから考えておいたほうが良いかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました!