今日取り上げるのは、兵庫県太子町で起きた住宅火災についてです。
焼け跡の2階から、住人で小学6年の平下聡都さん(12)が遺体で見つかりました。
このところ、子供の命が失われる火事のニュースが多くなっています。
火災の概要を振り返ると共に、普段から子供に教えておきたい避難するときの心得についても見ていきたいと思います。
最後までお付き合いください!
兵庫県太子町 小6女児死亡住宅火災の概要は?
MBSニュースの報道を元に、事件の概要をまとめます。
2020年12月19日午前0時50分頃、兵庫県太子町で「住宅の2階部分から炎が出ている」と近所の人から消防に通報があった。
消防車など10台が出動し、火は約3時間半後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅約250平方メートルが焼けた。
焼け跡の2階から、住人で小学6年の平下聡都さん(12)が遺体で見つかった。
聡都さんの両親や祖母など4人が煙を吸うなどして病院に運ばれた。
2階の焼け方が激しく、警察は出火原因を調べている。
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/12338d86d467cfa18f01e554b164a3bd552ebe02
参考動画はコチラ↓↓
ここ数週間、子どもが犠牲になる火事が続いています。
長野県佐久市で住宅火災!見つかった4人の遺体は3歳~10歳の子供?両親は留守で知人女性が留守番か。住宅火災 発生傾向と防火のためのポイントをチェック!
改めて、火災時の行動のマニュアルを家族で確認しておく必要がありますね。
ネットでも、未来ある命が失われたことを悔やむ声が上がっていました。(Yahoo!ニュース コメント欄より引用)
コンセント口なんて家中たくさんあるだろうし、掃除ができない箇所もあるし、運としか言いようがない
ご冥福をお祈りします。
現場について
火事は兵庫県太子町の住宅で起きました。
改めて確認しておこう!火災時の「おはしも」
咄嗟の時、どう行動すれば無事に逃げ切ることができるのか。
これは、平常に頭と身体に叩き込んでおかないと、なかなかスムーズには動けないものです。
幼稚園の頃から避難訓練は実施しているはずなのに、イザとなるとパニックになってしまってどう動いたらよいのか分からなくなってしまう・・・・・そんなパターンが多いのではないでしょうか。
むしろ大人のほうこそ、避難の基本を確認しておくべきです。
以下は、幼児向けに作られた紙芝居ですが、避難の際に重要なエッセンスがギュッと詰まっていますね。
【火事のお約束】
- お・・・押さない
- は・・・走らない
- し・・・しゃべらない
- も・・・戻らない
昨今は子供が留守番中に火災が起きることも多いですが、絶対に徹底しておいて欲しいのは、「とにかく逃げる」ということ。
そして、周囲の大人に火災の発生を知らせることです。
決して、自分たちで解決しようとしないこと!←これはかなり重要ですね。
お子さんの年齢によっては、消火器や消化スプレーなどの使い方を子供に教えておくのも良いかもしれません・・・が、それで逃げ遅れるのでは意味がありません!
やはり最も優先すべきは命ですから、まずは逃げること。
「ここから火が出たら、この窓から逃げる」
みたいな感じで、家族でシミュレーションしておくことをおススメします。
まとめ
兵庫県太子町で発生した住宅火災についてまとめました。
ポイントを整理します。
- 2020年12月19日未明、兵庫県太子町で火災があり、小学6年生の女児が亡くなった
- ここ数週間、子どもが犠牲になる火災が続いている
- 日頃から家族で「逃げ方」をシミュレーションしておく必要がある。
私もそうですが、ほとんどの方は実際に火事を経験したことはないでしょうし、「うちは大丈夫だろう」という根拠のない思い込みがあると思います。
だから、いざ火事になると慌ててしまい、安全な行動が取れなくなってしまう・・・。
こういった火災のニュースがあった時は、ぜひ家族で”火災訓練”を行ってみてはいかがでしょうか?
「寝ている時に火が出たら」「お風呂に入っている時に火が出たら」とシチュエーション別にシミュレーションしておけば、いくらかでも落ち着いて行動できるはず・・・と信じたいです。
改めまして、亡くなった女児のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました!