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「テラハ」木村花さん自殺、「いつ死ぬの?」と中傷した20歳代の男が書類送検!SNSの誹謗中傷 逮捕される境界線は?こんな言葉に気を付けて!

木村花

今日取り上げるのは、女子プロレスラーの木村花さん(当時22歳)が亡くなった問題で、ツイッターで木村さんを中傷した20歳代の男が侮辱容疑で書類送検される見通しが固まった件についてです。

木村さんへの匿名の誹謗中傷は数百件に上りましたが、中でもこの男が特に悪質な投稿を繰り返していたとのこと。

男は調べに対して容疑を認め、「番組を見て嫌いになり、心を傷つけたいと思った」と供述しているそうです。

事件の概要を振り返ると共に、誹謗中傷で逮捕される境界線、具体的な言葉についても見ていきますので最後までお付き合いください!

東京・江東区 プロレスラー木村花さん誹謗中傷・自殺事件の概要は?

事件についての概要はコチラの記事でまとめています。

東京・江東区で女子プロレスラーの木村花さんが硫化水素で自殺!テラハの誹謗中傷が原因か?ネットで人を中傷することで問われる罪とは

今回は、読売新聞オンラインの報道内容を元に新たにわかった情報を整理していきます。

2020年5月23日の午前3時半頃、東京・江東区 亀戸駅近くのマンションでプロレスラーの木村花さん(22)が自殺により亡くなった。

花さんはフジテレビ系の「テラスハウス」に出演しており、3月31日の放送回の言動についてネット上で激しい誹謗中傷を受けていた。

警視庁は近く、ツイッターで木村さんを中傷したとして、大阪府の20歳代の男を侮辱容疑で書類送検する方針を固めた。

木村さんへの匿名の誹謗(ひぼう)中傷は数百件に上ったが、中でもこの男が特に悪質な投稿を繰り返していたことから、摘発して処罰の可否を問う必要があると判断した。

捜査関係者によると、男は5月中旬頃、木村さんのツイッターの投稿に対し、「生きている価値あるのかね」「いつ死ぬの?」などと複数回にわたって返信の書き込みを繰り返し、木村さんを公の場で侮辱した疑い。

調べに容疑を認め、「番組を見て嫌いになり、心を傷つけたいと思った」と供述している。

遺族は7月、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会に人権侵害を申し立て、その後、審理入りが決まっている。

引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/39bdd662f62e6f979d1f06d9a56886a62d882807

匿名だからこそ自由に発言できるのがネットの魅力ですが、匿名をいいことに無責任な発言を繰り返すのはネットの弊害。

インターネット、SNSは世界を変えてくれた。それは揺るぎ無い事実で素晴らしい発明ですが、使い方を間違えると罪のない人を傷つけてしまうことになります。

ネットでは、「これを機会に徹底的にやって欲しい」という声が多く上がっていました。(Yahoo!ニュース コメント欄より引用)

この男性は当然悪い投稿をしたのだけれど、今度この男性を追い込むようなことを集団でしてしまうのは二の舞になってしまう。
この男性はしっかりと処罰を受けてほしい。
そして今後はこのような事件が起きないように一人一人のネットリテラシーの改善に繋がってほしい。
有罪が確定したら実名を公表し、こういうのこそ炎上した方が抑止力になる。
よほど酷くないと摘発されないと勘違いするヤツもいるから、見せしめに1人というのも良くない。やるなら徹底的にやった方がいい
一人で終わりじゃないよね?
今後のためにも多めにやって線引き等含めて司法にゆだねたほうが良いと思うけど

問われる罪は?

男は「侮辱」の容疑で逮捕されました。

(侮辱)
第二百三十一条 事実を摘示しなくても、公然と人を侮辱した者は、拘留又は科料に処する。

(引用元:刑法 第231条

批判と誹謗中傷の違いは?逮捕される/されないの境界線はココ!

今回のことで、

「じゃあ、ネットでちょっとでも批判的なことを書いたら罰せられてしまうんだろうか」

「悪口じゃなくダメ出しもNGなの?」

「そもそも、批判と誹謗中傷ってどう違うんだろう・・・」

という疑問を持たれた方も多かったでしょう。

元埼玉県警察本部刑事部捜査第一課の警部補、佐々木成三さんの見解を参考にしてみます。

誹謗中傷がどの時点から犯罪として成立するのかというと、SNSやブログのコメント欄などへ誹謗中傷を書き込んだり、ダイレクトメッセージを送ったり、あるいは口頭や文書で、誹謗中傷した時点です。

悪質な文章が被害者に届き、被害者が目にした時点で既遂となります。

脅迫罪の例

脅迫となり得る文言は、例えば、「死ね」「ナイフでメッタ刺しにして殺す」「家に放火する」「家族の命を狙う」「●●(名前)を殺してほしい、レイプしてほしい」などがあります。

名誉棄損罪の例

昨年、愛知県豊田市の市議が、あおり運転とは無関係だった女性の画像入りで「犯人だ」と決めつけた情報を自身のFacebookに掲載し「早く逮捕されるよう拡散お願いします」と書き込みました。

現在、被害者より名誉毀損罪で訴えられ、刑事と民事で裁判中です。

侮辱罪の例

例えば「バカ野郎」「デブ」などとののしること、「あいつは仕事ができない」「性格が悪い人間だ」などウワサすることが、侮辱罪に該当します。

引用 https://news.mynavi.jp/article/20200616-1056719/

こうして具体的な文言を見てみると、ネットのコメント欄でよく見る言葉も並んでいますね・・・。

アウトなのは、今回罪に問われている20歳代の男だけではないように思います。

ネットだと顔が見えていない分、つい気が大きくなって過激なことを書いてしまいがち。

「有名人はコメントなんかいちいち読まないだろう」と思っている方もいますが、芸能人だって著名人だってみんな”心”を持った人間です

自分の悪口を書かれていたら、そりゃ凹みますって・・・。

あのHIKAKINさんでさえ、エゴサして落ち込むことがあるのです。

口から発する言葉はもちろんのこと、何の気なしに打ち込む言葉にも気を付けなければいけませんね。

まとめ

女子プロレスラーの木村花さんが自殺した件で、20歳代の男が侮辱罪で書類送検されることになった件についてまとめました。

ポイントを整理します。

まとめ
  • 2020年5月23日、プロレスラーの木村花さん(22)が自殺により亡くなった
  • 花さんはフジテレビ系の「テラスハウス」での言動についてネット上で激しい誹謗中傷を受けていた
  • 警視庁は、ツイッターで木村さんを中傷したとして、大阪府の20歳代の男を侮辱容疑で書類送検する方針を固めた
  • 何気なく書き込んだ言葉が、脅迫・名誉棄損・侮辱罪にあたる可能性がある

個人的には、あの番組を放送したテレビ局側も裁かれるべきかなと感じました。

この男がテラスハウスを見て書き込みをしたのであれば、テレビ発信がなければこのような事態は起きなかったということですよね。

いくら演出とはいえ、誹謗中傷があるのを知っていながら放送継続していたのはどう考えても問題ありだと思います。

改めまして、亡くなった花さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

最後までお読みいただきありがとうございました!