今日取り上げるのは、北海道・中標津町の住宅火災で6歳と4歳の兄弟が亡くなった事件についてです。
亡くなったのは、本田那智(なち)くん6歳と次男の愛翔(まなと)ちゃん4歳。
元妻から二人を預かっていた父親が買い物に出ていた20分ほどの間に出火したとのこと。
コロナのことを考えて、あえて留守番をさせたのでしょうか。
概要をまとめると共に、子供はいつからお留守番をさせて大丈夫なのか?という問題について掘り下げてみたいと思います。
最後までお付き合いください!
北海道・中標津町 6歳、4歳 兄弟死亡火災の概要は?
北海道放送、北海道ニュースの報道内容を元に、事件の概要についてまとめます。
2020年11月30日午後6時半頃、北海道中標津町東17条南2丁目の会社員、本田智之さんの住宅から火が出て、内部が全焼した。
この火災で、住宅にいた本田さんの長男の那智(なち)くん6歳と次男の愛翔(まなと)ちゃん4歳の兄弟2人が亡くなった。
2人はふだん、本田さんと離れて元妻の元で暮らしていて、30日は本田さんに預けられていた。
火災当時、2人は2階の寝室にいて、本田さんは2階のストーブの火をつけたまま、買い物に出ていた。
現場検証の結果、焼け方が激しいのは1階で、警察は1階が火元とみて原因を調べている。
⇒その後の調べで、1階のブレーカーが火元の可能性が出てきたそうです。
その後の調べで、兄弟が発見された2階からライターが見つかり、警察が出火との関連を調べている。
火災を目撃した人:「かなり火は燃えていた。火の粉が飛び、ボーン、ボーンと燃えていた」
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/2611dc30d6a15cc7b7ea2f7e431d0acd71eced0a
引用 https://www.youtube.com/watch?v=t9zi-uvUsDE
参考動画はコチラ↓↓
元妻から子供を預かった夜の出来事。
これは、預けたほうも預かったほうも悔いが残る火災ですね・・・。
「買い物に連れて行くべきだったのでは」という指摘もありますが、コロナ対策のためにあえて置いていったのかもしれません。
ネットでも、父親に同情的な書き込みが多かったのが印象的です。(Yahoo!ニュース コメント欄より引用)
普通に一緒に生活していたとしても悲しいことだけど
今日に限って。。というのは更に切ない。。
一緒に住んでいたなら、二人を残して出掛けることが、どれだけ危険か、わかったと思う。離れて暮らしてたから、わからなかったんだろうなぁ。
私が母親なら、発狂して、その後の人生、まともに送れないよ。
お悔やみ申し上げます。
離れて暮らしていると書いてますが
久々に遊びに来てくれてお父さんも張り切ってスーパーに買い足しにでも行ってたのかな。慣れてない家なら何が危険かも分からないだろうし、興味本位で何か遊んだらしたのかな…お母さんも悲しすぎますね。
現場について
火事は中標津町東17条南2丁目の会社員、本田智之さんの住宅で起きました。
子供の留守番はいつから?必ずやっておくべき安全対策5つ!
コロナウィルスの感染が急拡大して学校が一斉休校になった時、各種メディアで何度も取り上げられていたのが、「子供をお留守番させて仕事に行ってもいいのか」問題。
「どうしようもないから留守番させて仕事に行った」
「小学生だから、もう大丈夫だと思って子供を信頼した」
筆者の周りでは、そんな声が多かったです。
今回の火事では、那智くんは6歳とのことなので、年長さんか小1ですよね。
「お兄ちゃんがいれば大丈夫だろう」と安心して留守番させたのかもしれません。
実際のところ、世間のみなさんはいつから子供に留守番OKにさせているのか。
年少〜小学生の子どもを持つ保護者1406名を対象に2013年にベネッセがおこなった調査結果を参考にしてみましょう。
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引用 https://www.alsok.co.jp/person/recommend/015/#:~:text=最初の留守番は小学校,3時間未満が85.3%25。
この結果によれば、「お留守番は小学校1年生から」「まずは3時間未満で」というご家庭が多いことがわかります。
また、留守番させる理由は買い物や仕事。
今回の本田さんの行動も、特に世間の常識から大きく外れていたわけではなかったことがわかります。
では、安全に留守番させるためにはどんなことに注意すれば良いのか。
- 施錠を入念にする
- 電話や来客へのルールを決めておく
- 転落しないよう物を片付けておく
- 水や火の事故を防ぐ
- 連絡手段を教えておく
引用 https://www.happy-bears.com/kajily/life/2484/
子供は親の想定をはるかに超えた危険な遊びをすることがあります。
例えば、ライターで火をつけて遊んでみたり、洗濯機に入ってみたり、お風呂でプールごっこをしたり。
そういった事故を防ぐためにも、危ないもの(ライターやチャッカマン、花火など)は手の届かないところにしまい、お風呂の水も抜いておく、洗濯機も電源を抜いておくなどの対策が必須です。
今回、原因はまだわかりませんが、ライターが見つかったとのことなので、もしかしたら火をつけてしまったのかもしれません。
普段から一緒に暮らしていないとわからない部分もあったと思うので、父親を一方的に責めることはできませんが、悔やんでも悔やみきれない火災だったと思います。
まとめ
北海道・中標津町で住宅が全焼し6歳と4歳の兄弟が亡くなった事件についてまとめました。
ポイントを整理します。
- 2020年11月30日午後6時半頃、北海道中標津町東17条南2丁目の会社員、本田智之さんの住宅から火が出て、内部が全焼した
- この火災で、住宅にいた本田さんの長男の那智くん(6)と次男の愛翔ちゃん(4)が亡くなった
- 火災当時、父親は20分ほど買い物に出ていて留守だった
- 子どもの留守番は小1くらいからOKだが、安全対策は必須である
筆者が子供に初めて留守番をさせたのは幼稚園の年長さんの時でした。
近所のスーパーに行くほんの15分くらいの出来事でしたが、心配で心配で、買い物に全く集中できなかったのをよく覚えています。
「小学校1年生くらいからお留守番を解禁にしている家庭が多い」と書きましたが、子どもの発達段階はひとりひとり違います。
なので、一概に「何歳から」とは言えない問題。
ご自身の子どもの性格も考慮した上で判断する必要があります。
今回の場合は、離れて暮らしているということで、そこの判断をちょっとミスってしまったのかもしれません。
ただ、久しぶりに会った我が子をもてなそうとして一生懸命だった父親の気持ちを考えると、誰もこのお父さんを責めることはできないでしょう。
改めまして、亡くなった那智くんと愛翔くんのご冥福をお祈り申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました!