今日取り上げるのは、宮城県富谷市の路上で女子高校生が車にはねられけがをしたひき逃げ事件についてです。
女子高生は事故のあと歩いて自宅に帰りましたが、体調不良を訴え病院に搬送されました。
過失運転致傷などの疑いで逮捕された富谷市東向陽台の団体会員・阿部冨二男容疑者(74)は、逃げた理由について「仕事ができなくなると思った」と話しているとのこと・・・。
場合によっては命に関わる事故になっていたかもしれないのに、自分の保身に走った容疑者の罪は重いですね。
事故の概要をまとめると共に、ひき逃げする心理やひき逃げ事故の検挙率についても見ていきますので最後までお付き合いください!
宮城県・富谷市 女子高生ひき逃げ事故についての概要は?
事故の概要について、仙台放送が報じた内容を元にまとめます。
2020年11月5日 午後6時頃、宮城県富谷市明石台の路上で、道路を歩いて渡ろうとした16歳の女子高校生が車にはねられ大けがをした。
車はその場から逃げ、女子高校生は事故のあと歩いて自宅に帰ったが、体調不良を訴え病院に搬送された。
警察は現場近くの防犯カメラなどを調べ、富谷市東向陽台の団体会員・阿部冨二男容疑者(74)の車を特定し過失運転致傷などの疑いで逮捕した。
警察の調べに対し、阿部容疑者は「事故を起こして現場からいなくなったのは間違いありません」と容疑を認めていて、逃げた理由については「仕事ができなくなると思った」と話している。
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/2ab6980aab0007b88cc560a207878ac30a439608
参考動画はコチラ↓↓
続いて、容疑者についての情報です。
名前 阿部冨二男
年齢 74歳
住所 富谷市東向陽台
職業 団体会員
Facebook 本人のものと特定できるアカウントは見つかりませんでした。
車を運転する以上、加害者になってしまうリスクは誰にでもあります。
ですが、問題はその後の行動。
先日の伊藤健太郎さんの事故もそうでしたが、あれこれ考えて自分を守るために逃げてしまうと、かえって社会的な信用を失ってしまいます。
俳優・伊藤健太郎容疑者が渋谷でひき逃げ事故!「現場から離れたのは間違いない」と容疑を認める。ひき逃げ しやすい人の特徴とその心理とは?こんな人は気を付けて!
阿部容疑者も、そこですぐに止まって警察と救急車を呼んでいれば、少なくとも「犯罪者」にはならずに済んだわけですよね。
「仕事を失いたくなかった」というようなことを語っているそうですが、逃げたことでかえって仕事を失うことになってしまったでしょう。
適切な対処をしていれば仕事は続けていられたかもしれません。
シニアドライバーの身勝手な行動に、ネットでは怒りの声が上がっていました。(Yahoo!ニュースコメント欄から引用)
俺なんか60代だが身体壊して仕事に就けないぞ。
何で自分のことばかり考えてるんだ。
「そこのけそこのけ俺様が通る」の自己中運転をして、他の車に迷惑をかけている高齢者の一人だな。
先日もスピード出し過ぎて減速できずに、左を走る自転車を右に大きく避けた挙句に、対向車が急ブレーキでよけながら停止して避けたから良いものの、危うく正面衝突しそうになっていた高齢爺の運転手を見たが、相手や周囲に目もくれずに突っ走ってその場を去っていった。
高齢者の運転免許は年一回更新にして、その際に必ず適正検査のみならず、免許取得時と同じペーパーテストを義務付け、かかりつけ医から更新が可能な旨の診断書も必要とする制度に変えて欲しいな。
車を運転する物は責任を持って運転しなければならない。
事故を起こしたら、先ずは怪我人を救助しなければならない。
70を超えた大人のする事ではない。
罰として厳罰を望みます。
ありえないですよ。厳罰を求めます。ただ犯人捕まったのがせめてもの救いです。
事故現場について
事故は宮城県富谷市明石台の市道で起こりました。
問われる罪は?
阿部容疑者は「過失運転致傷」の容疑で逮捕されています。
(過失運転致死傷)
第五条 自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、七年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。ただし、その傷害が軽いときは、情状により、その刑を免除することができる。
ひき逃げの検挙率は?
伊藤健太郎さんの事故の時にも書きましたが、ひき逃げしやすい人の特徴は以下の通り。
- 状況を観察して適切に判断する能力が低い
- 感情的になりやすい
- 自己中心的
- 危険予知能力が低い
「仕事ができなくなると思った」というのは、まさに自己中心的な考え方ですよね。
「逃げられるのではないか」と思ってしまうのもひき逃げ犯の特徴的な心理ですが、今回もそうであったように今はいたるところに防犯カメラがあるのでそう簡単には逃げられません。
参考に、ひき逃げの検挙率をチェックしてみましょう。
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引用 http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/64/nfm/images/full/h4-1-2-04.jpg
死亡事故にいたっては90%を超える高水準で推移していますし、重傷事故・全体の検挙率も上昇傾向にありますよね。
逃げようと思っても捕まるほうが多いですし、捕まったら「犯罪者」。
それなら、逃げずにその場でやるべきことをやったほうが、長い目で見て自分や家族の人生を守ることにもつながります。
被害者の命を守ることで、巡り巡って自分たち家族の暮らしも守る。
こんな発想で、ぜひ事故後は逃げずに対処して欲しいですね。
まとめ
宮城県富谷市の路上で、女子高生が車にはねられて大けがを負ったひき逃げ事故についてまとめました。
ポイントを整理します。
- 2020年11月5日、宮城県富谷市明石台の路上で、道路を歩いて渡ろうとした16歳の女子高校生が車にはねられ大けがをした
- 車は現場から逃走したが、防カメの映像から阿部冨二男容疑者(74)の車が特定され、逮捕された
- ひき逃げの検挙数は年々上昇しており、死亡事故に関しては90%を超えている
シニアドライバーの重大事故が増えていることで、世の中は全体的に、高齢者が運転することについてピリピリムードになっています。
ついひと月前にも、78歳のシニアドライバーが小6の少年をはねて死亡させるという痛ましい事故があったばかり。
北村邦啓 Facebookは?大阪市城東区で車にはねられ小6死亡。原因は78歳の信号無視!「ぼうっとしていた」はどれだけ危ないか。高齢ドライバー 運転 実態がガチでやばい!
風当りが強い時だからこそ、阿部容疑者も運転や事故対応には慎重になるべきでしたね。
それができないという時点で、すでに判断能力に問題があったようにも思います。
年齢から考えても、免許返納も考えたほうが良い状態だったのではないでしょうか。
そうはいっても、「宮城県」という場所から考えると、車がないと生活が不便だという問題も無視できませんね。
無人自動運転サービスを実現化し、バスの本数や路線を充実させることができたら、こういった事故は減っていくのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました!