今日取り上げるのは、埼玉県草加市で自宅アパートの天井裏に父親とみられる遺体を遺棄したなどとして55歳の男が逮捕された事件についてです。
無職・石戸谷明容疑者(55)が死体遺棄と死体損壊の疑いで逮捕されました。
石戸谷容疑者は80代の父親と二人暮らしでしたが、昨年5月にその父親が亡くなり、遺体の下半身を切断した上で天井裏に隠したとのこと。
「隠そうとしたら入らなかったので切断した」と供述しているそうですが、なぜ隠す必要があったのでしょうか。
今回は市役所の職員からの通報がキッカケで事件が発覚しましたが、行方不明になっている高齢者は全国でどれだけいるのか?
事件の概要をまとめると共に、高齢者の行方不明者数の実態についても見ていきますので最後までお付き合いください!
埼玉県・草加市 父親遺体遺棄事件についての概要は?
事件について報じたテレ玉、ABEMA TIMESの報道内容を元に概要をまとめます。
2020年11月20日午後4時すぎ、草加市役所の職員から「連絡のとれない高齢者がいる」と110番通報があった。
駆けつけた警察官が部屋の中を捜索したところ、押し入れの天井裏から切断された遺体が見つかった。
遺体はこの部屋に住んでいた80代の男性とみられ、死後数年が経過していた。
警察は、同居していた息子・石戸谷明容疑者(55)を死体遺棄と死体損壊の疑いで逮捕した。
石戸谷容疑者は取り調べに対し「隠そうとしたら入らなかったので切断した」「事件性を疑われるのがおっかなくて通報できなかった」などと話しており、警察が詳しい経緯を調べている。
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/ec08b107bb9e2748da662b78d6d265af0e96e639
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/0057b5153c0383edfcf3f7e6dacb1c726d7f35c1
参考動画はコチラ↓↓
続いて、容疑者についての情報です。
名前 石戸谷明
年齢 55歳
住所 埼玉県草加市花栗
職業 無職
Facebook 本人のものと思われるアカウントは見つかりませんでした。
ここ数ヶ月、身内の遺体を隠すという事件が続いています。
ネットでは、「年金を不正に受給していたのではないか」と疑う声が多数上がっていました。
受給者の生存確認はしっかりする必要が有りますね。
天井裏に隠すというのが安直だし、入らなかったら切ってしまえというのも
乱暴すぎる。父親も浮かばれまい。
放置したり
遺体を隠す心理を鋭く
解明した著書があるのでしょうか。
一番知りたいのは
耐え難い死臭をなぜガマンできるのか、です。
地獄の沙汰も金次第とはこのことなのか。
年金目的で親の遺体を隠すという事件は、実際に過去にも起きています。
菊地進、菊地明 Facebookは?秋田県由利本荘市で死体遺棄事件発生!母親の遺体を自宅に放置。目的は年金の不正受給?その実態と制度上の問題点
無職で親に寄生していた子供が、その死を隠して年金を受け取り続ける・・・。
今回の事件は氷山の一角で、実はまだまだ似たようなケースはあるのではないかと思うとゾッとします。
事件現場について
事件は、埼玉県草加市花栗のアパートの一室で起こりました。
問われる罪は?
石戸谷容疑者は「死体遺棄」と「死体損壊」の疑いで逮捕されました。
(死体損壊等)
第百九十条 死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する。(引用元:刑法第190条)
実はもっといる?行方不明の高齢者の数がヤバすぎる
では、全国で「行方不明」になっている高齢者はどのくらいいるのか。
警察庁の統計データをご覧ください。
![]()
![]()
![]()
引用 https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/fumei/H30yukuehumeisha_zuhyou.pdf
平成30年度について見てみると、20代、10代の若い世代に次いで80歳以上が多いという結果になっています。
動機・理由を見ると、やはり圧倒的に「認知症」が多いですね。
しかし、「家庭関係」や「その他」という項目もありますので、「動機がハッキリしないけど見つかっていない人」もいるのでしょう。
平成30年度のデータに限定して注目してみると、行方不明になったのは87,962人で、そのうち所在が確認されたのは84,753人。
残りの3,209人は所在が不明のままだったということです。
ただ、行方不明届を出した時点で年金の受給は止められてしまいます。
ですから、今回のケースのように行方不明届が出ていない行方不明者も相当数いるのではないか?と疑ってしまいますね・・・。
今回は、市役所の職人さんのファインプレーで事件が発覚しましたが、「おかしいな」と思っても見過ごしてしまうケースもあるでしょうし、これは結構、闇が深い社会問題ではないかと感じます。
まとめ
埼玉県草加市で、55歳の男性が父親の遺体を遺棄していた事件についてまとめました。
ポイントを整理します。
- 2020年11月2日、埼玉県草加市のアパートの一室で下半身が切断された男性の遺体が見つかった
- この部屋に住む石戸谷明容疑者が死体遺棄と死体損壊の疑いで逮捕された
- 亡くなった男性は石戸谷容疑者の父親と見られ、石戸谷容疑者は年金の不正受給を目的に父親の死を隠していた可能性も示唆されている
生前、この親子がどのような関係性だったかはわかりませんが、少なくとも、親が亡くなっても「安らかに眠れるように、ささやかでもいいから葬儀をしよう」と思ってもらえるような親子関係ではなかったということですよね。
どんなに憎しみ合っていても、さすがに「親が亡くなったら届け出を出さないと犯罪になる」ということは成人なら誰でも知っていそうなものですが・・・。
「お金がなくて死体を遺棄した」という事件も起きていますので、今回も金銭的な問題があったのかもしれません。
佐々木久江 Facebookは?横浜市のアパートに白骨化した男性の遺体!「お金がないのでそのままにしていた」内縁の妻の供述がリアル過ぎる!死後 かかる費用 抑える方法ってあるの?
もしかしたら、石戸谷容疑者にはなんらかの知的障害があったのか?
また新しい情報が入り次第、追記していきます!
改めまして、亡くなったお父様のご冥福をお祈り申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました!