今日、取り上げるのは、長野県松本市で73歳の妻が75歳の夫を殺害しようとした事件についてです。
刺された夫は重傷。
松本市神林、無職・藤原和子容疑者(73)が殺人未遂の容疑で逮捕されました。
口論の末の犯行とみられていますが、二人の間にはどのようなトラブルがあったのでしょうか。
事件の概要をまとめると共に、シニア夫婦が仲良しでいるためのコツについても見ていきたいと思います。
最後までお付き合いください!
長野県松本市 73歳妻 夫殺害未遂事故の概要は?
事故について報じた読売新聞オンラインの報道内容を元に事件の概要をまとめます。
- 2020年10月9日午後1時半頃、長野県松本市神林、無職藤原和子容疑者(73)は、自宅で同居する夫(75)の腰を包丁で刺して殺害しようとした
- 藤原容疑者は事件の約1時間後、「夫がふらついて包丁の上に倒れた」と119番しており、現在も容疑を否認している
- 事件直前、2人は口論になっていたことがわかっており、警察はが動機などを調べている。
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/12ebbfd1a3f26ce8efa9156f771f70756dc50494
続いて、容疑者に関する詳細です。
名前 藤原和子
年齢 73歳
住所 長野県松本市神林
職業 無職
Facebook 同姓同名のアカウントは複数ありましたが、本人のものと断定できるアカウントは見つかりませんでした。
「夫がふらついて・・・」というのは少々無理のある言い訳のように聞こえますね。
ヤフコメでも、この供述について「??」と疑問の声が上がっていました。(Yahoo!ニュース コメント欄より引用)
それとも出血死するのを待ってたのか。
普通そんな事ある?
また、シニア世代にありがちな夫婦関係のトラブルについて「わかるわかる」と共感的なコメントが多かったのも印象的でした。
うちもテレビのこととか、つまらないことで言い合い始めてることあるし
事件現場について
事件は長野県松本市神林の住宅で起こりました。
問われる罪は?
藤原容疑者は「殺人未遂」の疑いで逮捕されました。
(殺人)
第百九十九条 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。(未遂罪)
第二百三条 第百九十九条及び前条の罪の未遂は、罰する。(引用元:刑法第203条)
シニア離婚が増加!歳をとっても仲良くいるためにはどうすれば良いの?
ヤフコメにもある通り、年齢を重ねると人は頑固になり、今までうまくいっていた夫婦関係にも亀裂が生じることがあります。
みなさんの周りでも(もしくは自分自身)、「そういえば、あの夫婦、前は仲良かったのに最近はちょっと・・・」と心当たりのある夫婦が一組はいるのではないでしょうか。
実際のところ、70歳を過ぎてからの離婚は、2000年には1,436件でしたが、2014年には3,435件で、確実に増えているのです。
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引用 https://seniorguide.jp/article/1001930.html
「最も幸福度が高いのは、未婚で子供がいない女性のグループだった」という身もふたもないような研究結果(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス ポール・ドラン氏の研究)もあり、なんだかもう、「結婚なんてしないほうがいいんじゃないの?」と言わざるを得ないような状況です。
しかし、一方で、年齢を重ねても仲良しで人生を共に楽しんでいる夫婦がいるのも事実。
今回は、そのコツについて紹介したサイトをシェアします!
「妻に感謝」派
(例)妻は今まで、子育てや地域活動を頑張ってきてくれた。今度は私が恩返しをする番だと思う。
「気持ちにゆとりができた」派
(例)仕事を辞めて一緒にいる時間が長くなり、お互いのことを想い合えるようになった。
「家事手伝い」「共助」派
(例)仕事をリタイア後に親の介護などが重なり、夫婦で話し合って役割分担など決めることでうまくいくようになった。
「趣味を満喫」派
(例)お互いの趣味の自慢話をしたり、一緒にドライブに出かけるなどするようになって関係が良くなった
引用 https://www.asahi.com/relife/article/11103870
どの項目にも当てはまることですが、お互いにちゃんと目と目を合わせて向き合える時間が増えたことが関係改善につながっているですね。
ただ、最近のコロナ離婚にも当てはまることですが、あまりに一緒にいる時間が長くなり過ぎるのも夫婦関係悪化の要因になります。
コチラの記事でも書いた通り、ただ向き合うだけではなく「どのようにして考えや気持ちを伝えたら相手が分かってくれるか」ということも意識してみると良いでしょう。
金泉修容疑者はなぜ死にきれなかったのか。妻は自殺?息子の寝込みを襲った夫婦に何があったの?思いつめる前に試して欲しい、夫婦関係を変えるアサーショントレーニングとは
言いたいことを我慢して、ある日、ヒステリックに感情を爆発させてしまって最悪の事態になってしまった・・・というケースも多いので、夫婦関係においては極力”我慢”をし過ぎないことが大事だと思います。
まとめ
以上、長野県松本市で妻が夫を刺した殺人未遂事件についてまとめました。
ポイントを整理します。
- 2020年10月9日、長野県松本市神林の藤原和子容疑者は、自宅で同居する夫の腰を包丁で刺して殺害しようとした
- 口論の末の事件とみられるが、「夫がふらついて包丁の上に倒れた」と容疑を否認している
- 結婚したからといって幸せになれるとは限らない。うまくやっていくにはお互いの努力や思いやりが必要である
夫は重傷とのことですが、幸いにも意識はあるとのことです。
しかし、こんな事件の後にまた夫婦として一緒に暮らしていくのは難しいでしょう。
二人の間にどのようなトラブルがあったのかはわかりませんが、高齢化が加速する日本では、どんな夫婦にも起こり得る事件だと思います。
近過ぎず遠すぎず、信頼しつつも過度な期待や理想は押し付けず、つかず離れずで良好な関係をキープしていくためにも、若い頃から「喧嘩腰にならずに気持ちを伝え合う」というトレーニングは積んでいったほうが良いですね。
人生の最後に、「まあ、いろいろあったけど、自分にはこの人で良かったな」と思えるような夫婦関係にしたいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました!