今日、取り上げるのは、福岡市東区で6歳の女の子を誘拐した男が逮捕された事件についてです。
逮捕された宮口俊彦容疑者(56)は、「これまで数十回、小学生の女の子に声をかけた」などと供述しているとのこと。
近所でも度々、迷惑行為を繰り返していたとのことですが、なんの目的で児童を追いかけまわしていたのでしょうか。
事件の概要をまとめると共に、児童を狙う心理やその対処法についても見ていきます。
最後までお付き合いください!
福岡市東区 6歳女児誘拐事件の概要は?
事件について報じたTNCテレビ西日本の報道内容を元に概要をまとめます。
- 2020年9月、福岡市東区の無職、宮口俊彦容疑者(56)は路上で当時6歳の女の子に「ドーナツ買うよ」などと声をかけて自宅に連れて帰り誘拐した
- 調べに対して、「これまで数十回、小学生の女の子に声をかけた」などと供述している
- 実際に、宮口容疑者の自宅周辺では、宮口容疑者とみられる男が度々小学生に声をかけている姿が目撃されていた
- また、酒に酔って暴れるなどしたため、何度も迷惑を受けたとして出入り禁止にする店もあった
近所のコンビニ店員の証言
「小学生低学年くらいの女の子と私のコンビニの店内でぐるぐる走り回ってて、男性本人はすごく楽しそうにしていて、何かおごってあげようか?と女の子に言ってて、ただ女の子はかなり遠慮がちでした」
近所に住む人の証言
「うちの姪っ子にお菓子とかをあげようとしてずっと話しかけていました。ちょっと変わった人だなと思って」
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/986251fb288a87ac0fa8aa1a4678282ff5f25b72
参考動画はコチラ↓↓
続いて、容疑者に関する詳細です。

名前 宮口俊彦
年齢 56歳
住所 福岡市東区水谷2丁目
職業 無職
Facebook 同姓同名のアカウントは複数ありましたが、本人と断定できるものは見つかりませんでした。
事件以外にも近所で度々、迷惑行為行動を起こしていたという宮口容疑者。
家族はいなかったのでしょうか?
宮口容疑者は女の子に菓子を買い与えて1時間ほどアニメを見るなどした後、「また会おうね」と話して自宅に送り届けていたそうです。
単に寂しかったのか、それともわいせつ目的だったのか。
どういった目的で女児に近づいたのかイマイチ読めませんが、なにはともあれ女児にケガなどなく無事に保護されたのが不幸中の幸いでした。
宮口容疑者の奇妙な行動に、ネットではこんな声が上がっていました。
( ゚Д゚) 何だよ話し相手も居ない寂しい奴か?
「ドーナツ買うよ」防犯カメラが捉えた 6歳女児“誘拐”自宅に
2020/10/01
福岡市 路上で6歳の女の子に声をかけ自宅に連れ帰った疑いで、福岡市東区の宮口俊彦容疑者56が逮捕されました 男が連れ帰る様子を防犯カメラが捉えていました pic.twitter.com/ck91w5aM5B— 🇯🇵よろず屋 (@yorozya_1) October 2, 2020
自宅マンション近くの路上で6歳の女の子に「ドーナツ買う」などと声をかけて自宅に連れ込み誘拐したとして逮捕された無職、#宮口俊彦 容疑者(56)。1時間ほどアニメを見るなどした後「また会おうね」と話し自宅に送り届けた。
→アニメ好きは小児性愛者多いから気持ち悪い。https://t.co/Y2JB5HvHgi pic.twitter.com/8z8sxmwc39
— チャオ フェラ チンコクワエッティ (@megahell_2) October 1, 2020
宮口俊彦容疑者(56)を逮捕 6歳女児に「ドーナツ買うよ」と声をかけ福岡市東区水谷2丁目の「朝日プラザ香椎2」に連れ帰り誘拐
6歳の女の子に危害が加えてられてないようなんでそれは良かったけど、56歳のおっさんが6歳の女の …https://t.co/9FngE5vhQe pic.twitter.com/M6kGSHxQ6x— ぶんぐ (@bungu42) October 1, 2020
事件現場について
事件は福岡市東区水谷2丁目で起きました。
問われる罪は?
宮口容疑者は「誘拐」の疑いで逮捕されました。
(未成年者略取及び誘拐)
第二百二十四条 未成年者を略取し、又は誘拐した者は、三月以上七年以下の懲役に処する。(引用元:刑法第224条)
なぜ?犯罪者が幼い少女を狙う理由
仮に、宮口容疑者に家族がなく、孤独や寂しさを抱えていたとして。
それでも、普通の成年男性ならば”大人の”女性にアプローチする方が多いでしょう。
今回のように、あえて幼い少女を求めてしまう背景にはどのような心理があるのでしょうか。
- 成人女性との関係に自信が持てないことを心理的背景として、少女に関心を示す男性もる
- 彼らは、被害者から見れば恐ろしい存在だが、心理的にはしばしば傷ついた心を持っていて、その傷ついた心を天使のような存在に癒して欲しいと感じている
- 通常の人間関係で女性から愛と尊敬を得る自信はなく、また、お金を払ってサービスを受けるだけでは満足しない男性もいる
- 少女への関心はあるものの、性的行為はまったくなく、主観的には大切にしていて、「仲良しになりたかった」と語った犯人もいる
引用 https://news.yahoo.co.jp/byline/usuimafumi/20140721-00037579/
いやいやいや、自信がないのはご自分の問題なのですから、それを他人の娘で満たそうとするのは止めてくださいよ・・・と、娘を持つ親としてはそう感じてしまいます。
さらに怖いのは、この手の事件は再犯率が高いことですね。
小児性愛の治療は非常に難しいため、このような犯罪を犯さないように対策するというよりは、「被害に遭わないように」自衛することを徹底したほうが効果的です。
子どもが20メートル以上離れれば、犯罪者は諦めるということが実験でもわかっているので、それを踏まえて以下のような対策が効果的です。
- 子どもたちに20メートル先の危険を意識してもらい、自分で判断する力を身に付ける
- 危険を感じた時に取ってほしい行動は「走る」「叫ぶ」「見る」「(近くの家に)飛び込む」「かみつく」
危険を感じたときの合言葉:「ハサミとカミはお友だち」
- 逃げるときは(20メートル思いきり)はしる
- 「危ない」と感じたらさけぶ
- 危険を避けるには(20メートル先を)みる
- 追いかけられたら(近くの家や店に)とび込む
- 抱きつかれたらかみつく
- 怪しい人に声をかけられたら、はっきりと断る
- お友だちを助けよう
引用 https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/education/2117/
頭でわかっていてもイザとなると体がすくんで動けなくなってしまったりもしますし、日ごろからしつこいくらいに言って聞かせて、実際に逃げるシミュレーションなどもしたほうが良いでしょう。
学校でも、定期的に「防犯」について教える授業など取り入れてもらえると親としては安心ですね。
まとめ
以上、福岡市東区で起きた誘拐事件についてまとめました。
ポイントを整理します。
- 2020年9月、福岡市東区の路上で、宮口俊彦容疑者は6歳の女の子に「ドーナツ買うよ」などと声をかけて自宅に連れて帰り誘拐した
- 供述の内容や目撃情報から、他にも余罪があるとみられている
- 小児性愛は根本的な治療・完治が難しいため、社会全体で防犯対策を徹底することが大事である
「根はやさしい人なのかも」「案外、本当に寂しいだけの人なのかも・・・」「昔からいたよね。こういうおじさん・・・」
そんな声もありましたが、問題は酒癖が悪いということです。
アルコールを飲んで豹変したように見えても、それがその人の本当の姿ですから、やはり宮口容疑者はちょっと危険な人物と見て良いでしょう。(酒を飲んでも、道徳的な観念は変わりません。これは英国ブラッドフォード大学の研究で証明されています)
みなさんのお近くにも、「飲まなければいい人なんだけど・・・」と思う方がいたら、その人物には要注意です。
最後までお読みいただきありがとうございました!