今日、取り上げるのは、04年に解散した人気バンド「ヒステリック・ブルー」の元ギタリストのナオキこと、二階堂直樹容疑者(41)が強制わいせつ致傷の疑いで逮捕された事件についてです。
二階堂容疑者は、2004年にも強姦・強制わいせつなどの事件を起こし、12年の実刑判決を受けています。
2016年に出所し、「甲府で20代後半くらいの女性と暮らしていた」という情報もありますが、なぜまた同じ過ちを繰り返してしまったのでしょうか。
事件の概要をまとめると共に、性犯罪を繰り返してしまう心理、二階堂容疑者の心の闇についても見ていきたいと思います。
最後までお付き合いください!
埼玉県警朝霞市 ヒスブル元ギタリスト 強制わいせつ事件の概要は?
事件について報じた日刊スポーツの報道内容を元に概要をまとめます。
- 2020年7月6日午前2時15分頃、ナオキこと二階堂直樹容疑者(41)は埼玉県朝霞市内の路上で背後から20代の女性の口をふさいで押し倒し、1週間のけがをさせた
- 女性とは面識がなく「体を触りたかった」と供述している
- 二階堂容疑者は朝霞署に強制わいせつ致傷の疑いで逮捕された
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/7feb4f51f7336e1558916288cc4091e626a81f37
続いて、二階堂容疑者に関する詳細です。
名前 二階堂直樹
年齢 41歳
住所 山梨県甲府市にて、「蒼井」という姓で暮らしていたという情報があります。
職業 「屋根を直す建築の仕事」をしていると語っていたそうです。
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/31e4abb15c9ae890897ee9c50df9dd0e0b34ddcd?page=2
Facebook 本人のものと特定できるアカウントは見つかりませんでした。
Twitter @maggy_xyz ← このアカウントが二階堂容疑者のものではないかという説があります。
疑似フェミニスト達と共謀し性犯罪の責任を男性全体や創作表現に転嫁して無実の人達を攻撃し女性を取り囲む工作活動をする男、Maggy(@maggy_xyz)に対して、被害女性の依頼により告発します。
この人物の正体は、紅白出場の超有名バンドHysteric Blueのギターで強姦犯のナオキこと赤松直樹です。#MeToo pic.twitter.com/bFEsdDp7aR— 風清しゅうき 性・恋愛・結婚 考察 (@syuki_eb) April 21, 2019
ヒステリックブルーといえば、「春~spring」が代表曲ですね。
報道を受けて、「ヒスブルってどんなバンドだったっけ?」と思った筆者も、曲を聴いて「ああ!」と思い出しました。
「こ~ゆ~夢なら も~いちど~ あ~いたい~♪」
彼らはこの曲でNHKの紅白歌合戦にも出ていますし、そのくらい、社会的に影響力の大きいバンドのメンバーだったということです。
熱狂的なファンも多いバンドだったこと、また、メンバーのTamaさんやタクヤさんは今も音楽シーンで活躍されていただけに、今回の報道についてはネット上も騒然としていました。
ヒスブルの元ギター、強制わいせつ罪で逮捕
以前にも同罪で逮捕されて懲役行ってるよな?
それが原因でバンド解散して……
未来ある有能なバンドだったのにやっぱり性癖は治らないんだな……
性犯罪するような奴は、もう竿も玉も去勢してしまえ
それが嫌なら家でシコっとけ#ヒステリックブルー— 141ちゃん(いしいちゃん)@北新地でBAR経営&投資家で凍死家&恋愛セックス評論家 (@141chan0912) September 23, 2020
なぜ・・・
これが浮かんだあなたはJPOPを愛してる人です(T_T)#ヒステリックブルー pic.twitter.com/kFy2DKJg5Q
— メロさん@12月13日(日)下北沢主催イベント (@meloD2018) September 23, 2020
ヒステリックブルーの逮捕を受けて一番好きな曲。個人的には神曲だと思ってる。アニメもかなり面白い。#ヒステリックブルー#ヒスブル#学校の怪談 pic.twitter.com/hKhUS3zNp2
— みこGろう (@MIKOTEZZA) September 23, 2020
事件現場について
事件は、埼玉県朝霞市の路上で起こりました。
問われる罪は?
二階堂容疑者は「強制わいせつ致傷」の容疑で逮捕されています。
(強制わいせつ等致死傷)
第百八十一条 第百七十六条、第百七十八条第一項若しくは第百七十九条第一項の罪又はこれらの罪の未遂罪を犯し、よって人を死傷させた者は、無期又は三年以上の懲役に処する。(引用元:刑法第181条)
なぜ繰り返す?性犯罪の再犯率が高い理由とは?
2004年にも同じような事件を起こしていた二階堂容疑者。
当時の犯行はどのようなものだったのでしょうか?
- 逮捕の直接の原因となった路上で女性を押し倒した事件を筆頭に、マンションに侵入しての強制わいせつ、路上で背後から口を塞いで胸や局部をまさぐったり陰部をくわえさせるなど、バンド解散から数カ月の間に起こした事件の数は10を超える
- ターゲットは10代から20代の若い女性が多く、同一の女子高生が4度襲われたケースまで含まれていた
- 当時のナオキは2003年に結婚したばかりの新婚で、妻はまさに出産間近という時期だった
- 裁判では「妻が、妊娠中で性交渉ができなかったこと」を理由に減刑を求めたが、とてもそういう次元の犯罪ではなかった
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/31e4abb15c9ae890897ee9c50df9dd0e0b34ddcd?page=1
周りから見れば「気持ち悪い」「異常だ」と思われても不思議ではありません。
しかし、そこには、アルコールや薬にハマってやめられなくなる「依存症」にも似た雰囲気が感じられます。
その心理について知るうえで参考になりそうな本を見つけましたのでご紹介します。
【性犯罪者の頭の中 鈴木伸元 著】
- (元受刑者A):「ロールプレイングゲームにおいて情報収集をし、フラグを立てて、目的を攻略していく過程に似ているように思います。犯行がエスカレートしていくにつれて”経験値”が増え、自分が”レベルアップ”していく感覚がありました」
- (元受刑者C):「何か自分の思い通りにいかないことが出てくると、性的なことを考えてしまう。この感情とどう付き合っていけばよいのか、日々考えています」
- (元受刑者G):「性犯罪者に再びならないようにして欲しい」と、ある医療関係者のもとで、カウンセリングを受けていたが、性的妄想は止められず、Gは自殺した。
著者の分析
「事件を起こした性犯罪者たちは、誰もが生まれながらにして『性犯罪者』だったわけではない。どこかで、普通に生活をしている人たちと違う道に入ってしまったのだ。しかも、それは、ある日突然道を間違えるのではなく、少しずつ間違いを積み重ねていき、気がついたときには大きく踏み外してしまっている」
引用 https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_461/
「四六時中性的なことが頭から離れず、自分は性犯罪を犯したくないのにやめることができない」
・・・これは、やめたいと思っていてもお酒を飲んでしまうアルコール中毒者と同じですよね。
非常に病的な状態で、やはりなんらかの治療を受けないとこの状態からは抜けられないのです。
被害に遭われた女性たちのことを考えれば同情の余地はありませんが、12年もの実刑を受けてもなお同じ犯罪を繰り返してしまうというのは、二階堂容疑者が病的な状態にあることを表していると見て良いのではないでしょうか。
そうだとしたら、また何度でも同じことを繰り返してしまうかもしれません。
まとめ
以上、人気バンド「ヒステリック・ブルー」の元ギタリストのナオキこと、二階堂直樹容疑者が強制わいせつ罪で逮捕された事件についてまとめました。
ポイントを整理します。
- 2020年7月6日、二階堂直樹容疑者は埼玉県朝霞市内の路上で20代の女性の口をふさいで押し倒し、1週間のけがをさせた
- 二階堂容疑者は過去にも強姦・強制わいせつで逮捕されており、12年の実刑判決を受けていた
- 性犯罪は再犯率が高く、依存症と似た性質がある
二階堂容疑者は、2001年に自殺未遂を起こしています。
もしかしたら、当時から自分の性的な異常に気づいており、人知れず葛藤し悩み続けてきたのかもしれません。
彼に今、必要なのは、その行為の根本にある心の問題をケアすることだと思います。
それには長い長い時間が必要になるでしょう。
そして、近くで根気よくサポートしてくれる人も必要です。
甲府で暮らしていた女性とは結婚を視野に入れて交際していたようですが、その女性には彼の全てを受け入れて支える覚悟はあるのでしょうか・・・。
次の”春”が巡る頃、二階堂容疑者はどんな”夢”を見ているのか。
「もう一度、会いたい」と心から思えるような夢を見つけられることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!