今日、取り上げるのは、愛知県大府市大東町の住宅で、90代ぐらいの女性が死亡しているのが見つかった事件についてです。
この家に住む61歳の男性の母親(92)の遺体と見られているようですが、男性は「疎遠なので気づかなかった」と語っているとのこと。
同じ家で同居していた母親が死んでいるのに気付かない・・・果たしてそんなことが本当にあり得るのでしょうか?
事件の概要をまとめると共に、過去にあった似たような事件についても見ていきたいと思います。
最後までお付き合いください!
大府市大東町 90代女性遺体発見事件の概要は?
事件について報じたメーテレの報道内容を元に概要をまとめます。
- 2020年9月17日午前8時10分頃、愛知県大府市の住宅で、90代ぐらいの女性が死亡しているのを近所の女性が見つけ警察に通報した
- 遺体は死後数日経っており、この家に住む61歳男性の母親と見られている
- 男性は「疎遠なので気づかなかった」と話している
- 近所の女性は、男性の92歳の母親の姿を最近見かけないことを不審に思って自宅を訪ね、室内で倒れている遺体を発見した
- 警察は、身元の確認を急ぐとともに、18日に司法解剖して死因を調べる
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/6233ccd51c6f207f6094fcd5a03fdd8e95f0805a
同居していた母親、それも90代ともなれば、どんなに”疎遠”で仲が悪かったとしても、元気かどうか気になるものではないでしょうか?
しかし、全く同じような事件が実は過去にも起きています。(こちらは今年8月、北海道旭川市にて)
それだけ、家族であっても無関心な世の中になっているということなのか。
それとも、遺体を処理して葬儀を執り行う費用がなかったから放置したということなのか。
個人的にはちょっと信じられないような事件でしたが、ネットでは「こういうこともあり得ると思う」というコメントもありました。(Yahoo!ニュース コメント欄から引用)
「同居している兄が死んでいる事に気が付かず数日経過し、検死が終わったら火葬を頼みたい。」との事でした。
引きこもりで、普段から顔を合わせる機会がなかったらしいです。
他にもあるんだな、と。
親に興味さえなかったんだね。悲しいね。
近所の人の方が気にしてくれて有難いことだし亡くなった方には救いですよね、きっと。でないともっと発見が遅くなってた可能性大。
色んな家庭の事情はあれど、90才の母親の様子を毎日顔見るだけでもいいから気にする気持ちさえないなんて、やっぱり寂しい。
コロナ渦で、親族に会いに行きたくてもなかなかそれが叶わないという方も多いと思います。
今回は同居している親子でしたが、離れて暮らしていると「連絡が取れなくなって、心配して実家に帰ってみたら・・・」ということもありそうですよね。
会うことがままならないからこそ、せめて電話やメールなど連絡だけは”密”にしてお互いの近況を確認し合うことが大事ですね。
事件現場について
遺体は愛知県大府市大東町の住宅で発見されました。
「気づかなかった」は本当?異臭はしないの?過去にはこんな事件も・・・
しかし、9月になっても30度を超す日があるくらいの猛暑です。
死後数日が経っていれば、なにか異臭のようなものがあるのではないでしょうか。
男性は本当に気づいていなかったのか?
こちらはあくまでも参考ですが、過去、アメリカニューヨーク州ブルックリンで、家の中に息子の死体があったのに20年間も気づかずに一緒に暮らしていたという事件がありました。
- 米ニューヨーク州ブルックリンに住むWolfensohnさんは、寝室のひとつに息子の死体があることに気づかず、20年間も死体と一緒に暮らしていた
- 彼女は入院中で、家族が自宅に荷物を取りに来たときに白骨化した死体を発見した
- 寝室で発見された死体は、洋服を着たまま白骨化。おそらく20年ほど消息不明になっている息子のルイさんだと思われる
- 警察:「自宅はゴミ屋敷のようになっており、散乱するゴミが死体の臭いを覆い隠すような働きをしていたのだろう」
引用 https://news.livedoor.com/article/detail/12133140/
Wolfensohnさんは、「息子は出ていった」と思っていたとのこと。
ゴミが散乱していたから異臭に気づかなかった・・・にわかには信じがたい証言ですが、もしかしたら今回の事件も同じような状況だったのか?
なんとも不思議な事件ですが、今後の調べを待って詳細を追記していきます。
まとめ
以上、愛知県大府市の住宅で90代の女性が亡くなっているのが見つかった事件についてまとめました。
ポイントを整理します。
- 2020年9月17日、愛知県大府市の住宅で、90代ぐらいの女性が死亡しているのを近所の女性が見つけた
- 遺体は、この家に住む61歳男性の母親と見られている
- 男性は「疎遠なので気づかなかった」と話している
- 同じような事件は、過去に国内外で起きている
世の中には、自分の常識や価値観では理解できない事件がたくさんあるものです。
同じ家に住んでいても、関係性やライフスタイル次第では家族が亡くなっても気づかない。
・・・そんなこともあるのだと、ある意味では勉強になった事件でした。
自分のモノサシだけで世の中を見てはいけないということですね。
改めまして、亡くなった女性のご冥福をお祈り申し上げます。
また新しい情報が入り次第追記していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!