今日取り上げるのは、愛知県春日市の住宅で白骨化した遺体が見つかった事件についてです。
亡くなったのは、この家に住む末永寿美男さん(71)の可能性が高いとのこと。
同居する女性(寿美男さんの妹)が部屋の整理をしようとしたところ、白骨化した遺体を見つけたということです。
寿美男さんについては4年前に行方不明届が出されていたとのことですが、この妹は一緒に暮らしていたのに遺体が部屋にあったことに気づかなかったのでしょうか?
謎の多い事件ですが、その概要をまとめると共に、死後の遺体の変化についても見ていきますので最後までお付き合いください。
愛知県春日市 白骨化遺体発見事件の概要は?
事件について報じた東海テレビ、メーテレニュースの報道内容を元に、概要をまとめます。
- 2020年8月15日午後5時頃、愛知県春日井市上田楽町の末永寿美男さん(71)の住宅で、「部屋の中を片付けていたら、白骨化した遺体を発見した」と寿美男さんの妹(69)から警察に通報があった
- 遺体は、死後数年経過しているとみられ、身元や年齢、性別などは分かっていない。
- 寿美男さんについては4年前に「1年以上帰ってこない」として、家族から行方不明者届が出されていた
- 警察は、遺体が寿美男さんの可能性があるとみて、詳しく調べている
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引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/f4c444ee221786098b8f05923b3661ac43a4e03f
参考動画はコチラ↓↓
もしこの遺体が寿美男さんのものだとしたら、家族はこの5年間、全く気付かずに過ごしていたということになりますね。
「帰ってこない・・・」と気づいた時、寿美男さんの部屋は探さなかったのでしょうか?
この5年間、一度もその部屋を空けていなかったのでしょうか?
ネット上でも、不可解な証言を疑問視する声が目立ちました。(Yahoo!ニュースのコメント欄から引用)
とてもまともな生活状態ではなかったんだろうなと思う。
知っていたとしたら遺体と一つ屋根の下なんだが、怖すぎる。
事実が正確に公表されたとしても理解できなさそうな状態だなと思いました。
>散らかった部屋で白骨化した遺体が服を着ていない状態で見つかりました
行方不明になって5年も経ってるのに、散らかったままの部屋(部屋の整理はともかく)
同居してた妹と弟は、異臭とかに気付かないものなのかな…(服を着てない遺体って事は、亡くなったのは真冬ではないかもなのに??)
不明になって5年整理しなかったなら、真夏のこんな暑い季節に突然に部屋の整理を始める気力が私なら起きないわ…、と思ってしまった
3人で住んでいたのに。
兄、妹、弟の仲は悪かったのかな。
同じ家で姿を見なくなったら、妹か弟のどちらかが部屋を覗いたりすると思うけど。
捜索願出す前に、手がかり探すために部屋に立ち入ろうとは思わなかったのかな。
靴や持ち物(財布とか)の有無で、遠出したかどうかわかると思う…。
ミイラ化でなく、白骨化なら腐るよね…。
しかも自室で裸の状態でなんて、ちょっと不自然。
孤独死も怖いけれど、家族の居るなかでこういうのも怖いなぁ。
問われる罪は?
もし事件性があるのだとしたら、「殺人」の罪が適用されるでしょう。
(殺人)
第百九十九条 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。(引用元:刑法199条)
事件現場について
事件は愛知県春日井市上田楽町の住宅で起こりました。
気づかないわけがない?死後、遺体はどう変化するのか
この遺体が、5年前に行方不明になった寿美男さんのものだったとしたら。
遺体は5年かけてどのように変化していったのでしょうか。
本当に、家族が気づかないくらいに静かに変容していくものなのか。
普通に考えたら異臭などあったのではないかと思うのですが、実際はどうなのでしょうか。
遺体の変化についてまとめたサイトを参考にしてみましょう。
【遺体の変容プロセス】
- 血液が下のほうに集まり、「死斑」ができる(死後10時間~20時間)
- 死後硬直(死後20時間後が最も硬い)
- 腐敗が始まり、硬直が解けていく
- 腸内細菌の繁殖と胃腸の融解によって腐敗が進行し、腐敗ガスが発生する
- 腐敗が進行すると、全身は次第に暗赤褐色に変色し、膨らんだ死体は巨人のような外観を呈する(※ドライアイスの処置等が適切に行われれば、死後3〜4日の葬儀の期間は一般にそれほどのひどい変化はない)
- 表皮の下に体液が染み出て水泡が形成される
- の水泡が破れ、遺体から出る腐敗臭がひどくなる(ここまでの変化が早ければ死後2〜4日以内でも発生する)
引用 https://hajime-himonya.com/?p=1542
白骨化する前にはこのようなえげつない変化があるので、同じ家の中に棲んでいたのであれば気づかないはずがありません。
とすれば、寿美男さんは別の場所で亡くなって、骨だけがこの部屋に持ち込まれたのか?
それとも、遺骨は寿美男さんのものではなく別の人のもので、この妹がどこかから持ってきたものだったとか?
もしくは、「同居していた」と言いながらも妹はずっと別の場所で暮らしていたのかもしれませんね。
いずれにしても、謎が多い事件です。
詳細が公表されましたら追記していきます。
まとめ
以上、愛知県春日井市の住宅で起きた男性の遺体発見事件についてまとめました。
ポイントを整理します。
- 愛知県春日井市上田楽町の住宅で、この家に住む末永寿美男さんと見られる遺体が発見された
- 遺体は、死後数年経過していた
- 寿美男さんについては4年前に家族から行方不明者届が出されていた
- 発見した妹はこの家で寿美男さんと同居しており、「なぜ今まで気づかなかったのか」という謎が深まる
「事実は小説より奇なり」と言われますが、今回の事件は本当に不可解な事件でした。
外側から見ただけではわからない、家族が抱えていた深い闇のようなものを感じ取ることもできますね。
妹の供述がどこまで本当なのか、今後の捜査に注目していきたいと思います。
亡くなっていた男性のご冥福をお祈り申し上げます。
ここまでお読みいただきありがとうございました!