今日、取り上げるのは、東京・板橋区のマンションの一室で51歳の女性が刃物で刺されて死亡した事件についての続報です。
その後、亡くなったのはこの部屋に住む西智子さん(51)であることが明らかとなりました。
また、7月16日の未明、西さんの元夫である西孝之容疑者(36)が千葉県内で逮捕されています。
事件当時の状況や、過去に2人の間にあったトラブルに関する情報も入ってきました。
年齢差を超えて愛し合っていたはずの二人に何があったのか?
今回は、事件に関して新たにわかった情報をまとめると共に、逆DVの現状や対策についても見ていきたいと思います。
最後までお付き合いください!
本当に殺意はなかったの?智子さんの遺体が語る、供述との食い違い
事件についての概要はコチラの記事でまとめています。
東京・板橋区で殺人事件発生!50代の女性が自宅マンションで何者かに刺される。30代の夫の行方は?人を刺す心理と性格傾向も知っておこう
今回は、新たにわかった事実を整理してみましょう。(参考:TBSニュース、共同通信))
- 2020年7月15日、東京・板橋区徳丸のマンションの一室で、西智子さん(51)が背中を刺されて死亡した
- 台所から血の付いた包丁のような刃物が見つかっていた
- 警察は連絡が取れなくなっていた元夫・西孝之(36)容疑者の行方を追っていた
- 孝之容疑者は事件後、タクシーを使って千葉県八千代市内の実家に逃走していたが、16日未明に殺人の容疑で逮捕された
- 事件当時、智子さんは助けを求め100番通報したが、孝之容疑者は「喧嘩なので大丈夫です」と電話を切り、犯行に及んだ
- 去年8月に孝之容疑者が「智子さんと口論になって頭を殴られた」と通報していた
- 孝之容疑者は「包丁で刺したことは間違いないが、殺すつもりはなかった」と供述している
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/c7655f9e11dd076950cc3c3bb7f139ad6aa2fce4
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/2d7f034370942889cb3be2b075756f50d507268d
参考動画はコチラ↓↓
続いて、孝之容疑者についての情報です。
名前 西孝之
年齢 36歳
職業 無職 (※その後の調べで、新宿・歌舞伎町の元ホストだったことが明らかとなりました。)
住所 板橋区のマンションで智子さんと同居
Facebook 同姓同名のアカウントは複数ありましたが、孝之容疑者のものと特定できるアカウントは見つかりませんでした。
YouTube 「リアルスーパーサイヤ人紅覇」という名前で動画をアップしています。
最後にアップされている動画はコチラで、「令和」という元号に対してメッタ斬っています・・・。
この動画の中でYOSHIKIさんの似顔絵を披露していますが、画力は結構ある方なんだな・・・という印象です。
内容はともかくとして、動画の編集能力もまずまずといったところですね。
孝之容疑者は「殺すつもりはなかった」と供述しているそうですが、智子さんの遺体には背中、腰など数カ所に刺し傷があり、一部は心臓に達していたとのこと。
死因は失血とみられていることなどから、強い殺意があったことがうかがえます。
また、智子さんは当日、4度にわたって110番通報して助けを求めていることからも、事件当時の緊迫した様子がうかがえますね。
孝之容疑者は「妻が取り乱して通報した」と自らも警察に電話していたそうですが、おそらく智子さんは「このままだと殺される」という明確な危機感を持って通報を繰り返したのではないでしょうか。
「死人に口なし」で真相は闇に葬り去られてしまいましたが、少なくともただの夫婦喧嘩ではなかったことは現場の状況からも明らかでしょう。
逆DV?2人の間にあった気になるトラブル
では、今回の事件は「孝之容疑者のDV」が原因だったと見て良いのでしょうか?
「男性側が女性を刺殺した」「以前から警察に相談があった」という点では、姫路市でつい最近あったこちらの事件と同じですよね。
吉直優一、顔画像 Facebookは?兵庫県姫路市で殺人事件発生!被害者の元同僚?日常的に暴力をふるっていた証拠をキャッチ!知っておきたいDV男の見分け方
孝之容疑者のYouTubeチャンネルを見る限り、チャンネル登録者数も少ないですし収益につながっていたとは考えにくい。
2人とも無職ということで、金銭面でのトラブルが原因でギクシャクしていたのかもしれません。
しかし、一つ気になるのは、以下の供述内容です。
- 孝之容疑者は「妻のほうが先に手を出してきた」と語っている
- 去年8月に孝之容疑者が「智子さんと口論になって頭を殴られた」と通報していた
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/c7655f9e11dd076950cc3c3bb7f139ad6aa2fce4
一つの可能性として、女性→男性への暴言・暴力といった逆DVがあり、そのことに対する不満がエスカレートして今回の事件につながった・・・そんな可能性も否定できないでしょう。
あくまでも現段階では推測でしかありませんし、逆DVはいわゆる「恐妻」の延長であることも多いのでそれがDVかどうかを見分けるのは難しいという問題もあります。
ただ、コチラのコラムにもあるように、DV被害者の20.6%は男性だというデータもあります。
その約7割はどこにも相談できずにいたというのも興味深い数字ですね。
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引用 https://ricon-pro.com/columns/408/
具体的にどのような行為をもって「逆DV」というのか?
「自分はもしかしたら逆DV被害者ではないか?」「私がしていることはもしかしたら逆DVではないか?」と心当たりがある方はチェックしてみてください!
精神的虐待
「稼ぎの少ないダメ夫。せめて保険金のために死んでくれる?」
「あなたみたいなバカな人と結婚したから子どもがバカになった。外で子ども作ればよかったわ。」
等々、暴言を言われる。
身体的DV
包丁を突きつけられる、物を投げつけられる、ケンカになるとすぐにひっかいたり叩いたりする。
力では男性にかなわないので、刃物等の物を使い、被害を大きくさせることがある。
経済的DV
給料を全て巻き上げられ、わずかな小遣いしかもらえない。
友人との付き合いはおろか、毎日の昼食代にも事欠く。
必要な衣類も買ってもらえず穴のあいた下着や靴下をはいている。
性的DV
仕事から疲れて帰ってきても毎日のように性交渉を求められる。
断っても布団の中に入ってくるため、早く寝るために結局は応じる。
引用 https://rikon-terrace.com/waife-dv
女性の場合は、男性のDVとは違って「力」よりも「言葉」や「行動」によるいじめ行為が多いですね。
当然、力では男性に勝てないので、陰険な手段でじわりじわりと追い詰めていく・・・というイメージです。
男性特有のプライドの高さからなかなか人に相談できず抱え込んでしまうケースも多いですが、不満を鬱積させて今回のような事件を起こしてしまうくらいなら恥を捨てて相談しましょう。
こちらのサイトでは、逆DVの相談先が細かく紹介されていてわかりやすいです。
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引用 https://ricon-pro.com/columns/408/#toc_anchor-1-1
メールで相談できる機関もあるので、ぜひ有効に利用してみてくださいね。
ネットの声は?
今回の続報について、ネットではどのような声があったでしょうか。
西孝之容疑者(36)を逮捕 板橋区徳丸の「ニューハイム徳丸」で元妻の西智子さん(51)を殺害 実家に戻ったところを逮捕
離婚してるの同居してて名字も同じってどういう事なんやろね。
夫婦揃って無職やし、偽装離婚しての生活保 …https://t.co/wV7EJLgARw pic.twitter.com/cBhG4Dkgs0— ぶんぐ (@bungu42) July 15, 2020
板橋で殺人はあるわ、他の地区で強盗はあるわ、コロナの不況のせいか??強盗に出くわした時のシミュレーションはたまにやるけど、話が通じない相手ならとにかく手元にあるものを投げるしか選択しないよな。文鎮でも持ち歩く??
— 島月@BOFNPA3原稿中 (@sima_tuki00) July 16, 2020
近所だから怖いと思ってたけど、これまず奥さん10歳以上年上で闇1,妻から夫への暴力があって闇2だから旦那が犯人だったとしても、耐えに耐えての犯行っぽい。わりとまともな人かも。
板橋のマンションで51歳女性刺殺 殺人事件で捜査 :朝日新聞デジタル https://t.co/9PPiAyd3U3
— みこせん@雌尻ンダー extends Siri (@grandcraws) July 16, 2020
まとめ
以上、東京・板橋区で起きた51歳女性の殺人事件についての続報をまとめました。
ポイントを整理します。
- 殺害された西智子さん(51)の元夫、西孝之容疑者(36)が殺人容疑で逮捕された
- 2人の間には以前にもトラブルがあり、孝之容疑者が警察に相談していた
- DVは女性→男性へのパターンもあり、DV被害者の約2割は男性である
2人の間にどのようなトラブルがあったのかわかりませんが、20歳近い年齢差を超えて結婚したこと、離婚してからも一緒に住んでいたことなど考えると、もともとの夫婦仲は決して悪くはなく、むしろ周囲の反対を押し切るくらいの愛があったから結ばれたのでしょう。
2人の間には、愛が憎しみに変わるような強烈な”何か”があったのかもしれません。
孝之容疑者については「切れると何をするかわからない性格だった」という証言もありますし、まさにこの日が「切れた」タイミングだったのでしょう。
新しい情報が入ってきましたら随時、更新していきます。
改めて、亡くなった智子さんのご冥福をお祈り申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました!