自殺

北海道登別市で中1男子生徒が飛び降り自殺!原因は部活でのいじめ?知っておきたい自殺のサインと、いじめの背景にある本当の理由

工藤虎太郎くん

今日、取り上げるのは、北海道登別市で中学1年の男子生徒が自宅アパートの敷地内で死亡した事件についてです。

当初は「原因不明」とされていましたが、警察は現場の状況から生徒が飛び降り自殺をしたと見て調べています。

亡くなった工藤虎太郎さん(13)のスマートフォンからは”いじめ”の可能性を示唆するような証拠も出ており、母親のゆき美さんは登別市教育委員会にいじめがあったかどうかの調査を依頼。

コロナがひと段落してようやく中学校での新生活が始まった矢先、工藤くんに何があったのでしょうか。

現場の状況や、事件の背景にあると見られるいじめの内容、自殺のサインや対応について見ていきますので最後までお付き合いください。

北海道・登別市 中1男子飛び降り自殺の概要は?

事件について報じた北海道文化放送の報道内容を参考に、概要をまとめます。

  • 2020年6月22日、北海道登別市の中学1年 工藤虎太郎さん(13)が自宅アパートの敷地内で死亡した
  • 当初は原因不明とされていたが、死因は全身打撲などで飛び降り自殺したと見られている
  • 工藤君は登別市立鷲別中学校の1年生で、サッカー部に所属していた
  • スマートフォンに、サッカー部員から筋トレを強要されるやりとりなどがあり、母親のゆき美さんはいじめがあったと受けとめている
  • ゆき美さんは、登別市教育委員会にいじめがあったかどうかの調査を依頼した
  • 登別市教委は「事実かどうか慎重に見極める」とし、全校生徒約270人に記名式でアンケート調査を実施した

引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/6560f1a45272321334758c0d2ddcaf1d94bf02dd

参考動画はコチラ↓↓

「(顔は)涙や鼻水でぐちゃぐちゃ。泣きながら落ちたんだな」

ゆき美さんの証言から、工藤くんがひどく悩んでいたことがうかがえます。

こちらは、いじめの認知件数の推移です。

いじめの件数推移 いじめの内容
  • 小・中・高等学校及び特別支援学校におけるいじめの認知件数は543,933件(前年度414,378件)と前年度より,129,555件増加。
  • 児童生徒1,000人当たりの認知件数は40.9件(前年度30.9件)

引用 https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/000021332.pdf

いじめの内容としては、「冷やかし」「悪口」「からかい」「脅し」「嫌なことを言われる」など、言葉による暴力が圧倒的多数を占めています。

今回のケースも、スマホの履歴から察するに、こういったやりとりがあったのではないかと推測されます。

今年はコロナの影響で子供たちにも相当なフラストレーションが溜まっているでしょうし、こういった事件は全国どこで起きても不思議ではありません。

「いじめ」の件数が急増する可能性もありますし、学校関係者も親も、子供たちの様子にはいつも以上に注意を払う必要がありますね。

事件の現場について

事件は、北海道登別市で起きました。

些細なことも見逃さないで!自殺のサインは?

今回、工藤くんはいつものように家を出て30分後に敷地内で倒れているのが発見されました。

当日の朝も特に気落ちしている様子は見られなかったということで、母親のゆき美さんもまさか30分後にこんなことになるとは夢にも思わなかったようです。

しかし、発見された時には顔が涙でぐしゃぐしゃだったということですから、学校に行く途中で苦しみを抑えきれず衝動的に飛び降りてしまったのかもしれません。

一般的に、自殺をする直前には以下のようなサインが表れると言われています。

自殺の兆候

引用 https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2009/04/13/1259190_5.pdf

もちろん、すべてのケースでこのようなわかりやすい兆候が表れるとは限りません。

しかし、自分の子どもや生徒、友達の子供などを見ていて「あれ?なんかいつもと違うな」と感じることがあれば、それはその子なりのSOSのサインなのかもしれないということですよね。

また、行動面ではこんな変化にも注目しましょう。

  1. これまでに関心のあった事柄に対して興味を失う
  2. 注意が集中できなくなる
  3. いつもなら楽々できるような課題が達成できない
  4. 成績が急に落ちる
  5. 不安やイライラが増し、落ち着きがなくなる
  6. 投げやりな態度が目立つ
  7. 身だしなみを気にしなくなる
  8. 健康や自己管理がおろそかになる
  9. 不眠、食欲不振、体重減少などのさまざまな身体の不調を訴える
  10. 自分より年下の子どもや動物を虐待する
  11. 学校に通わなくなる
  12. 友人との交際をやめて、引きこもりがちになる
  13. 家出や放浪をする
  14. 乱れた性行動に及ぶ
  15. 過度に危険な行為に及ぶ、実際に大怪我をする
  16. 自殺にとらわれ、自殺についての文章を書いたり、自殺についての絵を描いたりする

引用 https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2009/04/13/1259190_5.pdf

個人的に注目したいと思ったのは、⑩です。

自分よりも弱い立場の人をいじめるという、その行為も自殺の兆候。

ということは、工藤くんをいじめていた側も心理的に危機的な状況にある可能性があるということです。

こういったことは単独で起こるのではなく全てが連鎖していると言っても過言ではありません。

しっかりと調査し、加害者となった生徒を責めるのではなくその生徒の心のケアも大事にして欲しいですね。

ネットの声は?

今回の事件について、ネットではどのような声があったでしょうか。

まとめ

以上、北海道登別市で起きた中1男子生徒の自殺についてまとめました。

ポイントを整理します。

  • 北海道登別市立鷲別中学校に通う中学1年生 工藤虎太郎さんは自宅アパートの敷地内で飛び降り自殺をした
  • 原因として、部活でのいじめが示唆されている
  • いじめの件数は増加しており、その背景には加害者側の心の問題もある

こちらの手紙は、工藤君がお母さんに向けて書いた手紙です。(おそらく、もっと小さかった頃に)

工藤君の手紙
引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/6560f1a45272321334758c0d2ddcaf1d94bf02dd

文面から、とても優しいお子さんだったことがうかがえますね。

きっとお母さんに心配をかけまいとして、いじめの事実を打ち明けなかったのでしょう。

同じ子を持つ母として、お母さまの胸中を想うと言葉を失います。

いじめの根本には、動物が本来持っている残酷さ、攻撃性があると言われています。

ストレスからくるフラストレーションが高まりその攻撃性がマックスになった時に、不満やストレスのはけ口として「いじめ」が起こることが多いのです。

今年はコロナの影響もあり、休校が長く続いたこと、様々なことが変則的になっていることから、子供たちにも想像以上にストレスがかかっているのかもしれません。

当事者たちには本当に全く悪意がない場合もありますし、周りの大人たちは今まで以上に子供たちの様子、人間関係の変化に注意を払わなければいけませんね。

些細な変化も、「よくあること」で済ませてはいけないと思います。

亡くなった工藤君のご冥福を心からお祈り申し上げます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。