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茨城県境町で未成年者誘拐事件発生!「小遣い毎日1500円」で女子高生を自宅に住まわせた男が逮捕。家出少女と”泊め男”の危うい依存関係とは?

家庭問題

今日、取り上げるのは、茨城県境町で49歳の男が家出中の女子高生を約半月にわたって自宅に住まわせていた事件についてです。

警察は、無職の男を未成年者誘拐容疑で逮捕しました。(※現段階で名前は公表されていません。わかり次第、追記していきます)

女子高生は埼玉県・さいたま市在住で、二人はSNSを介して知り合ったということです。

こういった事件は過去にも度々起きていますが、背景には「寂しさ」を介してつながる家出少女と”泊め男”の歪んだ依存関係があるようです。

事件にあると考えられる背景、家出の女子高生が泊め男のところに行ってしまう理由について見ていきますので最後までお付き合いください。

茨城県・境町 家出女子高生誘拐事件の概要は?

事件について報じた読売新聞の報道内容を参考に、概要をまとめます。

  • 茨城県境町、無職の男(49)はSNSで家出中の女子高生(さいたま市)と知り合った
  • 男は、「小遣いは毎日1500円です」などとメッセージを送って自宅アパートに来るように誘った
  • 2020年4月17日~30日までの間、自宅に住まわせていた
  • 警察が別の少女を探していた過程で、この少女と一緒にいた女子高校生を保護した
  • 埼玉県警浦和西署は18日、男を未成年者誘拐容疑で逮捕した
  • 男は「記憶にない」と容疑を否認している

引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/42706671532d167ceea5d4617dcd4d28bd50c1f9

こういった事件は過去に何度も発生しています。

例えば、2019年には大阪市の小学6年の女児を監禁していた疑いで、栃木県小山市の伊藤仁士容疑者(25)が逮捕されましたよね。

600㎞以上も離れた場所に住んでいた二人を結び付けたのも、今回の事件と同じSNSでした。

参考動画はコチラ↓↓

この事件でも、別の少女も一緒に過ごしていたことが話題を集めましたよね。

メディアでもかなり取り上げられたはずなのに、なぜ少女たちは同じような罠にハマってしまうのか。

SNSを通じてこうした被害に遭った18歳未満の子供は年間に1811人もいたということで、大人の立場からすれば「危機感はないのか?」と不思議に思ってしまうのですが、そこには加害者/被害者の自覚なく結びついてしまう危うい”絆”が見てとれます。

事件の現場について

事件は、茨城県境町で起こりました。

問われる罪は?

今回のようなケースでは、たとえ女子高生と合意の上だったとしても刑法第224条の「未成年者誘拐罪」が適用されます。

(未成年者略取及び誘拐)
第二百二十四条 未成年者を略取し、又は誘拐した者は、三月以上七年以下の懲役に処する。

(引用元:刑法第224条

なぜ?女子高生が見知らぬ”泊め男”について行く理由

みなさんは、”泊め男”という言葉をご存知ですが?

今回の容疑者のように、家出希望の少女にSNSで「泊めるよ」「大丈夫?」「迎えに行くよ」といった言葉をかけて誘い出す男性たちのことを意味する言葉です。

下心見え見えですが、なぜか女子高生たちはついていってしまう。

そこにはこんな事情があるんです。

  • 親との折り合いが悪く、「親がウザい」という気持ちが強まる
  • 結果的に、精神的にも肉体的にも家に居場所がなくなる
  • ここではないどこかに自分の居場所を求めるようになる
  • 「(泊め男は)気持ち悪いし嫌だけど、自分と同じ雰囲気がする」「寂しい大人だ」と思って共感してしまう

引用 https://toyokeizai.net/articles/-/319675?page=2

なるほど、確かに、こういった事件を起こす容疑者のほとんどは独身男性の一人暮らし。

家族もなく、友達もなく、彼女もいなくて仕事も不定期・・・みたいな状況であれば、居場所なくさまよう女子高生たちを住まわせることで「人助け」をしたような満足感にひたったりもするのかもしれません。

実際、家に泊めたからといってすぐさまわいせつな行為をしているのかというとそんなことはなく、被害に遭った少女の多くが「(泊め男は)優しかった」「自分を心配してくれた」「話を聞いてくれた」と好意的に評価しているんです。

つまり、お互いに「加害者」「被害者」という認識は全くなく、ある意味では「共依存的」な結びつきでお互いを満たし合っているとさえ言えるんですね。

もちろん、いい大人が判断能力の未熟な少女たちを言葉巧みに誘い出し、家から遠く離れた自宅まで連れ出す犯行は悪質です。

それはそうなんですが、実は非常に根が深い問題で、むしろ目を向けるべきは少女をそのような行動に駆り立てた家庭環境の問題であったり、「13歳未満は利用できない」と言いつつも実際は使えてしまうSNSのシステムの問題なのかもしれません。

ネットの声は?

今回の事件について、ネットではどのような声があったでしょうか。(Yahoo!ニュースのコメント欄から引用)

無関係の他人は気軽に家出する未成年を保護する施設を~とか言うけど
簡単にできるなら誰かが手を打ってる問題だし、親も自分達の恥とか面子の問題でウチには何の問題も無いと言い張るだろうから
子供が逃げる場所ってそう多くないと思います
昔からこういう問題はあったのだろうけど、SNSの普及で悪い男達が付け入る隙が増えてるのも事実かなー
結局臭いものには蓋で男達を見せしめに捕まえてるだけでしょうね
難しいジャッジかな。

保護責任者なんとか、にあたるのか。

同意の上でも、未成年だから、
しかるべき大人の対応取れってことか。

同意の上で、且つ何もしてないとして、
生活費は安いけど、
保護していると捉えるなら、
親の責任の方が重いと思うけどな。

女の子は騙された訳でも無く、お小遣いまで貰って同意の上で男の家に行くわけでしょう?
悪いのは男だけですかね。それはちょっとねぇ。
親から逃げたくて行ったとすれば、そんな環境を作る親にも責任はあるし、女の子が被害者扱いになるのは違うんじゃ無いの?
でも家出させた事が1番罪は重くなっちゃうか。
なんだかなぁって事件が増えてるね。

まとめ

以上、茨城県境町で起きた女子高生の誘拐事件についてまとめました。

ポイントを整理します。

  • 茨城県境町、無職の男(49)は、SNSで知り合った家出中の女子高生(さいたま市)を約半月にわたって自宅に住まわせていた
  • 男は「未成年誘拐容疑」で逮捕された
  • 同じような事件が起こる背景には、加害者/被害者のゆがんだ共依存関係がある

本来、家庭とは子供にとって安全の基地、なにがあっても守ってくれる味方になってくれる人がいる心の基地のような場所です。

しかし、こちらの記事でも書きましたが、近年は家庭問題(主には親との関係)を苦にして自ら命を絶つ10代の少年・少女が増えているのが現実。

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実は筆者も、SNSでやんわりつながっている女子高生がいます。

お互いの投稿にフォローしたりコメントしたりする程度の仲なので「仲良くなった」と言っていいのかもわかりませんが・・・時々垣間見せる彼女の危なっかしい「寂しさ」や「孤独」に、正直、他人の子ですがひやひやしてしまいます。

かといって、同じ女性と言えども近づきすぎるとシャットアウトされてしまいますし、つかず離れずの距離感でやんわり誰かとつながっていたいのでしょう。

意地を張っていても、”誰か”に気にかけて欲しいし心配して欲しいし、本当は側にいて欲しいのです。

我が子をいつの間にか”被害者”にしてしまわないためにも、子を持つ親はもっと子供の変化やSOSに敏感にならなければいけないのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。