全国で緊急事態宣言が解除され、日常を取り戻しつつあるように見える昨今。
ですが、ここ数日、子供を狙った犯罪の”未遂”が相次いでいることがわかりました。
子を持つ親としては、他人ごととは思えないニュースです。
具体的にどのような事件が起きているのか、また、親子で実践したい子どもの防犯対策について見ていきますので最後までお付き合いください。
「子供が狙われる被害」とはどのようなものか?
6月に入り、東京都内では、およそ3ヶ月ぶりに多くの小中学校で授業が再開されました。
これに伴って、こんな困った被害も続出しています。
- 2020年6月1日午前11半過ぎ、練馬区の路上で、学校から帰宅途中の児童が30代~40代の男に後ろから無言で手を引っ張られた
- 荒川区の路上では、午前8時ごろに小学生の女子児童が「かわいいね」などと男に声をかけられた
- 江戸川区の路上では、正午すぎに男子児童がおよそ150メートルにわたって男に後をつけられた
引用 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200602-00000009-jnn-soci
通常は全員で登校・下校するところ、今は新型コロナウイルスの感染防止のために生徒をいくつかのグループに分けて登下校させる「分散登校」が実施されています。
ゆえに、いつもは友達と一緒に行動していることもも一人で登下校する機会が増え、そこを狙ってこのような犯罪が起きているのでしょう。
警視庁が注意を呼び掛けているとのことですが、子を持つ親としては「注意」だけでは不十分なようにも感じてしまいます。
子どもの防犯対策。自衛のためにできることはないの?
ALSOKの公式サイトに掲載されているデータによれば、「強制わいせつ」や「略取誘拐」など子供にとって心身のダメージが大きい事件は年間約1000件も起きてます。
ここ最近は減少傾向にあるとはいえ、テレビや新聞のニュースで報じられるような事件が私たちのごく身近でも起こっても不思議ではないのです。
引用 https://www.alsok.co.jp/security_info/newsletter/201703.html
また、コチラの図からわかるように、こういった悪質な事件の被害者は未就学児よりも小学生が圧倒的に多いという事実。
引用 https://www.alsok.co.jp/security_info/newsletter/201703.html
強制わいせつは約7倍です。
これはどういうことか?
登下校で一人になるタイミングを狙った犯罪が多いということです。
「注意を呼び掛ける」程度のレベルでは防ぎきれないので、私たち保護者の一人ひとりがもっと危機意識を高めて自分の子どもを守る必要があります。
具体的な対策としては、こんなことが挙げられます。
- 通学路に潜む危険な場所を親子で確認しておく
- 防犯ブザーはすぐに鳴らせる場所につけておき、「鳴らしたら逃げる」
- イザという時の行動もシミュレーションしておく
- 「いかのおすし」を覚える
引用 https://www.alsok.co.jp/security_info/newsletter/201703.html
ただ、個人でできることには限界がありますし、個人レベルの対策だけで事件を防止できたら苦労してませんよね。
筆者の住む地域ではボランティアのシニアの方々が見回りのパトロールなどをしてくださって非常にありがたいですが、こういった活動も国や自治体の予算で人員を増やして対策を強化するなどできたら理想的だと思います。
ネットの声は?
分散登校の児童を狙った犯罪が増えているというニュースについて、ネットではどのような声が上がっているでしょうか。(参考:Yahoo!ニュース コメント欄から引用)
そういうタイミングを狙ってというのが本当に不快。どんな大人だよ。
捕まえたら厳罰に処して欲しいよ。
ちなみに学校からは
近所のお友達と一緒に、縦に並んで1メートル以上離れて登下校して下さい。
…って。そもそもクラス替えしたばっかりで元々の近所の友だちが同じ時間に登校とは限りません。クラス一緒の子とまだ仲良くなれていません。連絡先も知りません。しかも縦に並んでって…小学校の低学年ならともかく、高学年以上にそんなこと言ったら、1人で行くほうが楽!と言われそうだよ。
危ないなら親がついていくしかないよね。
分散登校させるなら、登下校は一斉じゃないと危険過ぎる。
人の目があるからと安心していると、子どもが被害に遭うよ。
犯罪者は一瞬の隙を狙っているからね。
田舎は普段から変質者が出るから、その辺はね。
共働きの親は、ちょっと面倒臭く感じてはいるけど、状況が状況で、子どもの安全と学業にはかえられないと思っている。
バラバラで登下校させている学校は、もっと危機感を持ったほうが良い。
日本全国全ての通学路、公園に切れ目無く防犯カメラを設置すべきだ。
この手の人間に日本は甘い。再犯率も高いのでより厳罰に処すようにすべきであり、GPSを埋め込むなどの対応してもらいたい。
繰り返されてるのが現実である。本気で被害児童を0にしたいなら早急対応すべきだ。
まとめ
以上、一斉休校明けに、子どもを狙った被害が相次いでいるというニュースについてまとめました。
ポイントを整理します。
- コロナウィルス対策の一斉休校が解除され、東京都内でも3ヶ月ぶりに授業が再開された
- 練馬区、荒川区、江戸川区でそれぞれ小学生を狙った「つきまとい」などの被害が相次いで起こった
- 子どもを狙った重大犯罪は年間1000件近く発生しており、対策が喫緊の課題である
子どもがとっさの時に自分の身を守る上で、「護身術」を身につけるという手段もあります。
引用 https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/education/827/
実は筆者の子供も2年前から護身術の教室に通っていますが、手をつかまれた時の払い方などは目に見えて上達しています。
芸術系や運動系の習い事をさせているお宅が多いと思いますが、これからの時代は選択肢の一つとしてこんな習い事も考えてみてはいかがでしょうか。おススメです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。