自殺

神戸市六甲山でテント内で練炭自殺。3人の関係は?動機は?

六甲山練炭自殺

今日取り上げるのは、神戸市灘区六甲山町西谷山付近の山中のテント内で20~30代と見られる男性3人が死亡しているのが見つかった事件についてです。

現場の状況から、警察は「練炭自殺」と見て捜査しています。

現場の状況や考えられる動機などについて見ていきますので最後までお付き合いください。

神戸市灘区六甲山の練炭自殺の概要は?

事件について報じた時事通信の内容を元にして、概要をまとめます。

  • 2020年5月4日午後2時35分頃、神戸市灘区六甲山町西谷山付近の山中のテント内で20代~30代の男女3人が死亡しているのが見つかった
  • テントはテープで目張りされており、争ったような形跡はなかった
  • 現場にはしちりんと練炭の燃えカスがあった
  • 同日午前中に、大阪府の女性から「夫が自殺するかもしれない」と警察に連絡があった
  • 自宅から、六甲山での自殺をほのめかすような遺書が見つかっている

男性3人、とありますが、彼らは友人同士だったのか?それともBNBなどで知り合ったのか?

今の時点では明らかにされていません。

いずれにしても、コロナショックの影響で急激に景気が落ち込んでいる今、今後は自ら「死」を選ぶ方も増えてしまうのではないかと懸念されます。

妻ではなく、他の誰かと一緒に旅立つことを選んだところにも深い心の闇を感じますね。

奥さんのお気持ちを想うと、やりきれません。

事件現場は?

事件は神戸市灘区六甲山町西谷山付近の山中のテント内で起こりました。

今後は「拡大自殺」が増える可能性あり

今回の死亡事件が「自殺」だとしても、同じテント内にいたということは合意の上での自殺だったと見て良いでしょう。

一方で、関係のない他人を巻き込んで自殺することを「拡大自殺」といいます。

例えば2019年5月に川崎市の登戸駅近くで児童19人が殺傷された事件は「拡大自殺ではなかったのか」と指摘されています。

海外でよく起こる、銃の乱射事件なども拡大自殺に含まれるケースが多いです。

コロナの影響で職を失い、生きる希望をも失った時、自暴自棄になって拡大自殺に走る人も今後は出てくるかもしれません。

そういった事態を防ぐためにはどうすれば良いのか。

J-CASTニュースの記事では、精神科医の片田珠美さんが以下のように回答していました。

  • 自らの人生がうまくいかないと、欲求不満から社会への復讐感情を強める傾向がある
  • 「おとなしく死ぬのは嫌だ」という気持ちから、誰でもいいので巻き添えにして打ち上げ花火を上げて死にたいという破壊的な思考に至る
  • 対策としては、社会での孤立を防ぐことが大事

引用 https://www.j-cast.com/2019/05/28358597.html?p=all

「人生がうまくいかない」「自分をここまで追い込んだ社会に仕返しをしてやりたい」

・・・コロナの影響で自粛を余儀なくされている店舗も増えていく中、このような形で欲求不満を募らせる人が増えていくのは避けれないでしょう。

「社会的な孤立を防ぐこと」が唯一の対策のようですが、今は人と人が距離をとらなければいけない時であって、困っている人や悩んでいる人を助けてあげようと思っても接触することすらままならない状況です。

改めて、コロナウィルスは人間のウィークポイントをことごとくつぶしにかかるウィルスなのだと実感しました。

その脅威とある種の”いやらしさ”の前に、人は誰かを救うために何ができるのか。

それはやはり、あきらめずに「つながり続けること」ではないでしょうか。

今回の事件に関しては、3人がここまで密に「つながり」を作ることができていたのにお互いに「死」の道しか選べなかったことが悔やまれます。

ネットの反応は?

ネットの反応はどのようなものがあるでしょうか?(Yahoo!ニュースのコメント欄より引用)

自殺という行為は、全てを捨て去って拒絶した結果を意味するような気がします。人によっては、誰にも迷惑にならぬようにとの考えからその道へ踏み込む場合もある。
心配してくれる奥様が居られて尚自害に臨んだ以上、よほどの理由と絶望に至る疲労があったのでしょう。

色々な声が上がっているし、分かったような物言いで他界した人を卑しめる人が居ます。
でも、そんな真似を絶対にしてはいけない。誰だって悩みを持って生きているけれど、360度見渡しても救いや逃げ道がない人生だってあるんです。

自殺未遂を犯した友人は今でも静かに生きていますが、それは近隣の人に助けられ、周囲の援助があってのことです。
本人の人柄は折り紙付きの正直者で、それあっての延命でした。でも本人は、人に助けてもらったことにさえ息苦しさと気後を感じるほど苦しんでいます。

きっとこの3人にだって、言葉に残すこともできないことがあったに違いない。

今の日本は生きにくい世の中だと感じます。
それに加えコロナで生活苦。
まだ若い世代が何人も自殺をするなんて
この先に希望を見いだせなかった
のかな。
私は自殺を何回も考えた事があります。
ビルの上にを何回もたたずんだことがあります。
でもまだ死なずに生きています・・・
その気持ちを何かに変換し考えない様に
しています。
亡くなられた方たち・・・
気持ちはわかります、きっと本心は
死にたくはなかったはず、
死なずに済めば
よかったけど気持ちを切り替える前に
実行してしまったのでしょう。
勿体ないです、残念でなりません。
こんな世知辛い、人情味の薄い冷たく
感じる世の中ですが何とか勇気をだして
生きています。
社会情勢が理由で自殺や心中してしまった方のニュースがテレビで報道されない理由は、促進させる可能性があるから。しかし、今年自殺者が増加していることは明らかな事実で、メディアに報じられないから知らない方も多い。そしてこれを食い止める手段を考えなければならない。専門の心理学者などが協力をして全国で自殺者を減少させる動きに進展があることを心よりお祈りしております。

・・・こういった意見がありました。

まとめ

以上、六甲山の山中で男性3人の遺体が見つかった事件についてまとめてきました。

ポイントを整理します。

  • 神戸市灘区六甲山西谷山の山中で、テントの中から男性3名の遺体が見つかった
  • 現場の状況から、他殺や事故ではなく「練炭自殺」の可能性が高い
  • 今後は人を道連れにする「拡大自殺」の増加に注意が必要である

「三人寄れば文殊の知恵」という言葉がありますが、今回の事件では残念ながら三人いても建設的な意見は出なかったのでしょう。

そこまで追い詰められるような状況を作り出した社会にも問題はあると思います。

非常事態宣言の期間が延長され、コロナショックの経済への打撃が一層深刻化する中、今回のような悲しいニュースは増えていく可能性があります。

今はコロナ感染拡大の封じ込めで手一杯に見える政府ですが、そろそろこういったソフト面での対策にも注力していくべきではないでしょうか。

未来ある命が巻き込まれるような事件は二度と起きてほしくないですね。

また、私たち一人一人も、苦しい時だからこそ自己中心的にならず相手の立場に立ってものを考えることを心がける必要があります。

まずは自分の周りの人に思いやりを持つことから!

亡くなった男性のご冥福を心からお祈り申し上げます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。