事故

兵庫県伊丹市で女子高生が「ながらスマホ」で高齢者と衝突!問われた罪は?

伊丹市ながらスマホ事故被害者冨田稔さん

えびてん速報です。

今日取り上げるのは、兵庫県伊丹市で、スマートフォンを見ながら自転車を運転していた女子高生が男性(78)に衝突し、男性が重体となっている事件についてです。

はねられた冨田稔さん(78)は今現在も意識不明の重体で入院しています。

家庭裁判所は2020年4月、「保護観察処分」を言い渡しました。

自転車が絡む重大事故が多発し、対策を強化する自治体も増えている中で、今回の事例は子を持つ保護者からの注目度も高かったことでしょう。

事故が起こった状況や今回の判決に至った経緯について見ていきますので最後までお付き合いください。

事故の概要は?

事故について報じたABCテレビの内容を元にして、概要をまとめます。

⇒ 参考:ABCテレビ 「ながらスマホ」で衝突し男性が重体 事故起こした少女に保護観察処分

参考動画はこちら↓↓

  • 2019年6月、当時高校3年生だった少女が自転車を運転していて冨田稔さん(78)に衝突した。
  • 少女がスマホを見ながら運転していたことが、防犯カメラやスマホの通信記録から明らかになっている。
  • 2019年10月、警察は重過失傷害の疑いで少女を書類送検した。
  • 2020年4月28日、家庭裁判所は「保護観察処分」を言い渡した。

報道の内容によれば、富田さんは地域の見回り活動をしていたとのこと。

地域の子供たちの安全を守るために善意で引き受けていた活動の最中にこのような事故に遭ってしまったのは、非常に残念なことです。

「自転車対歩行者」の事故は、中高生が絡む事故が圧倒的に多い

警察庁のデータ↓↓を参考にしてみると、自転車関連死亡・重症事故の件数自体は減少傾向にあるようです。

⇒ 参考:警察庁 公式サイト 自転車関連事故に係る分析

ただ、注目すべきは「自転車対歩行者」事故の年齢層別件数ですね。

自転車と歩行者の事故で、加害者(つまり自転車を運転していた人)の39%は10~19歳。

このうち、中学生は9%、高校生は20%ですから全体の1/4以上を中高生が占めているわけです。

さらに、被害者である「歩行者」の年齢層に目を向けて見れば全体の60%は65歳以上。

つまり、今回の事故のような「中高生が高齢者を自転車でケガさせてしまう事故」が非常に多いことがわかります。

今こそ、「自転車保険」への加入を検討しよう

このような状況を踏まえ、自転車保険への加入を義務付ける自治体も増えています。

自転車と歩行者の死亡事故で約1億円の損害賠償を求められた判例もありますし、日常的に自転車を使用する(あるいは子供が自転車通学している保護者)みなさんは ”万が一”に備えて自転車保険に加入しておくのが賢明でしょう。

種類が豊富なので「どこの保険が良いのか?」と迷われるかもしれませんが、個人的におススメなのはauの自転車保険「Bycle」です。

⇒ 参考:au損保 「自転車向け保険 Bycle」

おススメのポイントを以下にまとめますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 月々の保険料が340円~なので家計に負担が少ない
  • すべてのコースで2憶円以上の個人賠償責任補償が受けられる
  • 示談交渉サービスがついている
  • 50㎞までのロードサービスが受けられる
  • ソフトバンクやドコモなどauユーザー以外の人も加入できる

あまりに保険料が高すぎるのも負担になりますし、かといって補償が手薄なのも意味がない。

auの保険は料金と補償のバランスが良く、他社のものと比較しても非常にコスパが高いと感じます。

重過失傷害の罪とは?

その名の通り、重大な過失によって人を傷害した場合に成立する罪です。

(過失傷害)
第二百九条 過失により人を傷害した者は、三十万円以下の罰金又は科料に処する。
2 前項の罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。

(業務上過失致死傷等)
第二百十一条 業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、五年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。重大な過失により人を死傷させた者も、同様とする。

(引用元:刑法第209、刑法第211条

「傷害」と「致死」がひとくくりになっていることからも、たとえ相手の方を死に至らしめるような事故ではなかったとしても非常に重い罪であることがわかりますね。

事件現場について

事件は兵庫県伊丹市で起こりました。

ネットの反応は?

ネットの反応はどのようなものがあるでしょうか?(Yahoo!ニュースのコメント欄より引用)

悪気はないんだろうが、この若者の勝手な行動により人は重症を負っている。 自転車は、乗り物である。もう昔みたいな緩い世間ではなくなりました。 携帯なんて、マナー問題がよく取り上げられてます。わたしは携帯みながら自転車に乗るのは、携帯見ながら車に乗るのと同じに思います。 いま、マナーやモラルについて理解してない方がたくさんいてそれでも私は大卒だの豪語する人に落胆します。
今までも、こういった事故は起こって、ニュースになって、いくらでも「そういう事が起こり得る」のだという事例を見ている筈なのに、ながらスマホがなくならないのは何故なんだろう。例えば、ぶつかったのが自分の大切な人だったら。どれだけ後悔しても遅いのに。
自転車も、歩行者も、下手したら車も、周りをあまり見ない人が増えたような気がして恐ろしい。
車の任意保険入ってたら+1000円くらいで自転車も入れる(僕はロード乗りなんで入ってる)

これ登下校で自転車利用する生徒には100%任意保険加入を義務付けるくらいした方がが良いのでは。被害者は登下校中の事故なら学校の管理責任を問うてみては。

・・・こういった意見がありました。

まとめ

以上、兵庫県伊丹市で起こった「ながらスマホ事故」についてまとめてきました。

ポイントを整理します。

  • ながらスマホで自転車を運転していた女子高生が、見回り活動中の男性(77)と衝突した。
  • 重過失傷害の書類送検されたが、家庭裁判所は社会で更生を目指す保護観察処分とした。
  • 被害に遭った男性は今も入院中で、家族は民事で訴えを起こす検討をしている。

自転車に乗っている途中にLINEや着信があったから、バッグから取り出してスマホを見た。

・・・もしかしたら、自転車に乗っていれば誰でもやってしまうようなこんな行動が原因で起きてしまった事故なのかもしれません。

だとすれば、決して他人事ではありませんし、「親の教育がなってなかったのだ」と批判するのも乱暴です。

ぜひ、こういった事故をご自身の家庭の安全対策を見直すキッカケとして生かしていただきたいです。

被害に遭われた富田さんの一日も早い回復を心よりお祈り申し上げます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。