えびてん速報です。
今日取り上げるのは、東北道下り線の路上で起こった「あおり運転トラブル」についてです。
東京都足立区の自営業男性(56)が鉄棒で頭を殴られて全治2週間の軽傷を負い、配送業の男(56)が傷害の容疑で現行犯逮捕されました。
浦和インターチェンジから100mの路上で車から降りてもみ合いの喧嘩になっていたとのことですが、二人の間にどのようなトラブルがあったのか?
事件が起こった状況や容疑者についての情報を見ていきますので最後までお付き合いください。
事件の概要は?
事件については埼玉新聞が報じました。
報道の内容は↓↓の通りです。
埼玉県の浦和東署は13日までに、傷害の疑いで、千葉県鎌ケ谷市道野辺本町1丁目、配送業の男(56)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は、12日午後4時20分ごろ、さいたま市緑区大門の東北自動車道で、東京都足立区の自営業男性(56)を鉄棒で殴り、左側頭部に全治2週間の軽傷を負わせた疑い。「高速道路でトラブルになり、相手を殴った」と容疑を認めているという。
同署によると、現場は東北道下り線の浦和インターチェンジ(IC)から約100メートルの路上。男と男性は車から降りてもみ合いになり、男がジャッキアップ用の工具(長さ約60センチ、重さ約2キロ)で男性を数回殴った。男性は頭から出血して救急搬送されたものの、命に別条はないという。
男が事件の前に「急ブレーキをかけられた」と110番。同署員が駆け付けたところ、男性がけがをしていた。
男は「あおり運転行為からのトラブル」などと供述しており、同署はドライブレコーダーを精査するなどして動機について調べる。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200414-00000005-saitama-l11
このような報道がされました。
大の大人が路上でもみ合いの喧嘩とは、穏やかではありませんね。
世の中がコロナ、コロナでパニックになっている中で、自粛のストレスが爆発してしまったのでしょうか。
そうだとしても、鉄棒で人の頭を殴れば最悪の結果どうなるか・・・それが想像できないほどに激昂していたのだとしたら、免許証を持たせること自体がリスキーな人間だと感じてしまいます。
逮捕された男はどんな人物?二人の間に何があったの?
今の段階で分かっている容疑者についての情報は以下↓↓の通りです。
年齢 56歳
住所 千葉県鎌ケ谷市道野辺本町1丁目
職業 配送業
状況
あおり運転のトラブルから自営業の男性ともみ合いの喧嘩になったのち、ジャッキアップ用の工具(長さ約60センチ、重さ約2キロ)で男性を数回殴って全治2週間のけがを負わせた。
ICの近くでの事件ですから、合流する際にトラブルがあったのでしょうか。
たとえ急ブレーキをかけられたという事実があったのだとしても、高速道路の路上で取っ組み合いのけんかに発展するというのはまともな精神とは思えません。
ここ数年で「あおり運転」という言葉がかなり浸透した感がありますが、「カッとなりやすい」「正義感が強い」といった性格の方は他人事ではなく自分にも起こり得るトラブルだと思って自らの運転を見直してみて欲しいです。
あなたは大丈夫?あおり運転しやすい人の特徴
「あおり運転をする人には、ある身体的な特徴がある」
・・・そう言われると、「自分は大丈夫だろうか?」「夫は大丈夫だろうか?」と心配になる方も多いでしょう。
明星大心理学部の藤井靖准教授がこんな興味深い記事を書いていましたので参考にしてみます。↓↓
⇒ 参考:iRONNA 心理学者が指摘する「あおり運転」しやすい人の身体的特徴
この記事によれば、
- ストレスへの反応のしやすさには個人差がある
- ストレスを感じると交感神経系の働きにより血圧や体温が上がりアドレナリンの分泌が促進される
- このアドレナリンが怒りの感情を生起しやすくする
つまり、ストレス耐性が低い(ストレスに反応しやすい)人はちょっとしたことでもアドレナリンの分泌が促進されやすく、怒りを感じやすいということです。
また、この記事では「運転や車に求めるもの」と「それらを阻害される状況への耐性の強さ」もあおり運転のしやすさに影響しているとまとめています。
例えば、運転に対して「できるだけスピードを出して走りたい」という欲求が強い人が「割り込みをされる」という阻害要因にさらされた場合、怒りを感じやすい人(阻害欲求への耐性が低い人)ほどあおり運転をしやすいということです。
上記の記事に詳しいチェック項目も掲載されていますので、みなさんもぜひ一度チェックしてみることをオススメします!
傷害罪とは?
今回の傷害罪について調べてみました。
(傷害)
第二百四条 人の身体を傷害した者は、十五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。(引用元:刑法204条)
一歩間違えれば、傷害致死になっていた事件です。
実際にはどんな運転がトラブルの原因になっていたのか、ドライブレコーダーなどで詳しく解明してほしいですね。
事件現場について
事件は東北道下り線の浦和インターチェンジ(IC)から約100メートルの路上で発生しました。
ネットの反応は?
ネットの反応はどのようなものがあるでしょうか?
コロナ対応で必死に人のために命を削る覚悟でやっている人も多いのに、50半ばで何やってんだか。
運転免許取り上げてしまった方がいいです。
煽り運転も今は我慢して欲しい。(今後もだけど…)
追突したら後続車の方が過失が大きい。だから前の車はブレーキかけるんでしょうね。でもブレーキかけた方にも過失が発生するのでお互い痛い事故になる。
もっとゆとりをもって運転したら良いのに。私は常々、みんな教習所で教わった運転を心掛ければ良いのに。と思ってます。
・・・こういった意見がありました。
まとめ
「不寛容の世界の象徴だ」とコメントしている方がいましたが、他人のちょっとした行動、ミスを許せず攻撃するという事件が増えていますね。
世間はコロナ関連のニュースが多いですが、旅行や飲み会でコロナに罹患した人を批判する風潮もこれに似たところがあると感じます。
どんな失敗も、明日は我が身。
人を攻撃するばかりでは、なにも生まれません。
人々の分断が命取りになることもある今だからこそ、一人一人が、もっと他者に対して寛容になるべきではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。